【東北&北海道(24)】帯広で名物の豚丼を食す【ぶた八】
2020年8月15日(土)〜2020年8月30日(日)の約2週間にかけて東北と北海道を旅してきた時の様子を記事にしている。
前回の記事はこちら↓
kimagure-hitoritabi.hatenablog.com
本日は2020年8月24日(月)。この日の夕方まで釧路を観光していた私は、17:03釧路駅発の電車で帯広駅へと向かった。
帯広駅に到着したのは19:56だった。帯広駅は結構大きく、駅周辺も北海道の中ではかなり栄えているという印象だった。
帯広といえば豚丼ということで、できれば豚丼を食べたいと思っていたのだが、自分が調べた限りだと20時にはもう営業終了している店しかなかった。
帯広で豚丼を食べられる店を調べていると"はげ天"という店がどうも良さそうだった。
はげ天↓
http://www.obihiro-hageten.com
サイトを見ると営業時間20:30までと書いてあったので行けそうだと思ったが、20:00ラストオーダーと言われギリギリ間に合わなかった。
他にも周囲を歩いてみたが、居酒屋などはたくさんやっているものの豚丼を食べられる店というと見当たらなかった。
もう豚丼を食べるのは諦めかけていて、何となく再び帯広駅に戻ってみると。。
駅の中で"ぶた八"というお店が豚丼の駅弁を販売していた。
ぶた八↓
これは来たと思い、即決で買うことにした。この駅弁屋さんも営業は20:30までとのことで、ギリギリだったが間に合った。閉店間近ということもあり、弁当も残り少なかった。
この日はほとんど何も食べていなかったので、他にもコンビニ(確かセイコーマート)でカップ焼きそばを買ってホテルで食べた。
豚丼は、何とも言葉では説明しづらいのだが、弁当に紐が付いていてそれを引っ張ると加熱されてそれから5分くらい待てば熱々の状態で食べられるというものだった。本当はお店で食べるのが一番なのかもしれないが、お弁当もとても美味しかった。特に今回は豚丼を食べることはほとんど諦めていたので、とても幸せな気分になった。私としては、現地の美味しい名物を食べるというのも旅行の醍醐味の1つである。
ところで、一応紹介しておくと、この日に泊まったホテルは"カーサーインホテル帯広"というホテルだ。
カーサーインホテル帯広↓
帯広駅から徒歩10分ほどだった。今回の旅ではホテルに宿泊する際は毎回GOTOトラベルキャンペーンを使わしてもらっているが、今回もキャンペーンを適用して1泊2,370円で宿泊した。普段の私だったら宿泊費を抑えるためにネットカフェに泊まることがほとんどだが、今回の旅では13泊中ネットカフェに泊まったのは2泊のみであり、それ以外はちゃんとしたホテルに泊まれている。GOTOトラベルキャンペーンありがとう。
では、今回の記事はここまでにしよう。この翌日は午前中に、帯広市の隣、音更町にある白樺並木・十勝牧場を見てきたので、その内容を記事にしたい。
次の記事はこちら↓
【東北&北海道(23)】釧路を半日観光【釧路湿原・幣舞橋】
2020年8月15日(土)〜2020年8月30日(日)の約2週間にかけて東北と北海道を旅してきた時の様子を記事にしている。
前回の記事はこちら↓
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本日は2020年8月24日(月)。午前中に根室を観光していた私は、11:03根室駅発の電車で釧路駅へと向かった。
写真は根室駅の1つ隣の東根室駅。ここは日本最東端の駅だそうだ。
釧路駅に到着したのは13:18だった。この後、13:25発のバスで釧路湿原展望台へと向かう。乗り換えの時間が7分しかなかったため、とりあえず釧路駅の雰囲気などを見るのは後にしてバス停へと急いだ。釧路駅は結構大きい駅で、バス停に着いたのはかなりギリギリだった。
バスに乗ること45分ほど、14:04に展望台に到着した。帰りのバスは15:15発なので、滞在できるのは1時間ちょっとだ。
この辺りは国立公園の一部に含まれているようだ。
展望台のほかに遊歩道もあるようだ。滞在時間1時間。悩んだ末、展望台を30分見た後に、遊歩道(1周約2.5km)を30分で回ろうという決断をした。
展望台は3階建てで、屋上が展望台となっている。2階と3階は展示室となっていて、釧路湿原に関する様々な資料が展示されている。2階以上に入場するためには入場料480円を払う必要がある。
入場料を払い、時間がないので2階と3階はすっ飛ばして屋上の展望台へと向かった。
良い眺めである。奥には釧路市街地も見える。しばらく釧路湿原の景色を楽しんだ後、今度は遊歩道へと向かった。
遊歩道はこんな感じである。時間がないのでとにかく急いで歩いた。
遊歩道のちょうど折り返し地点付近に展望台があった。ここまでかかった時間は15分ほどで、大体想定通りだったので少し見ていくことにした。
ここからの眺めも素晴らしい。個人的にはさっきの展望台よりこの展望台からの眺めの方が湿原っぽくて好きだ。ちなみに遊歩道やこの展望台は無料で入れる。
少しだけ景色を楽しんだ後、また遊歩道を歩いて後半の道を進んだ。後半は坂や階段が多く、前半よりかなりキツかった。
しかし、バスの発車時刻までにはバス停に戻ることができた。この日は涼しかったが、かなり早足で歩いたので汗だくになってしまった。
さて、帰りは15:15展望台発のバスに乗り、釧路駅に着いたのは16:00だった。
この日は最終的には帯広まで行き、帯広駅近くのホテルに泊まる予定である。17:03釧路駅発の電車で帯広へ向かうため、1時間くらい時間があるので駅周辺を散策することにした。
ここは和商市場で、釧路駅から徒歩5分ほどのところにある。
和商市場↓
和商市場では新鮮な魚が売られており、食事ができる店もある。また、勝手丼というのが人気らしく、これはまず白いご飯を買って、その後に市場内で売られている自分の好きな具を乗せてもらい購入するというもので、自分だけの海鮮丼が食べられるというものである。
面白そうだが、好きな具をどんどん乗せていくと結構割高な気がして、結局普通に海鮮丼の店で食べた方がコスパが良い気がしたので今回はパスした。
この後は幣舞橋に行った。
幣舞橋までは、釧路駅から徒歩15分ほどだ。
幣舞橋の下には釧路川が通っている。
下から見た幣舞橋。
和商市場と幣舞橋を見たらなんだかんだで1時間くらいたった。そろそろ電車の時間も迫っているので、釧路駅に戻って17:03発の電車に乗り、帯広へと向かった。
では、今回はここまでにしよう。次回は帯広に到着してからの様子を記事にしたい。
次の記事はこちら↓
【東北&北海道(22)】日本最東端の街!根室を半日観光【納沙布岬】
2020年8月15日(土)〜2020年8月30日(日)の約2週間にかけて東北と北海道を旅してきた時の様子を記事にしている。
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本日は2020年8月24日(月)。前日に東釧路駅近くのネットカフェに泊まった私は、05:40東釧路駅発の電車に乗り根室へと向かった。
泊まっていたネットカフェ。
ネットカフェから東釧路駅に向かう途中、釧路川が見えた。天気はあまり良くない。
05:40発の電車に乗り、根室に到着するのは08:00とかなりの長旅になるが、電車の中から湿原を見たり海を見たりしていた。
ここは根室駅の1つ手前の東根室駅。日本最東端の駅とのことだ。
根室駅に到着。
先ほどの東根室駅は最東端の駅と述べたが東根室駅は無人駅で、有人の駅の中では根室駅が最東端とのことだ。
気温は17度だった。
この後は08:20発のバスで納沙布岬へと向かう。根室駅前バスターミナル⇄納沙布岬のバス代は往復で2,160円だが、1日フリー乗車券が1,970円で販売していたのでそれを買うことにした。
バスは08:20に根室駅を発車して、納沙布岬に着くのは09:04である。帰りは09:55納沙布岬発のバスで根室駅まで戻るので、納沙布岬での滞在時間は約50分である。
こんな感じの道をひたすらバスで進む。
途中、牧場のようなところがあり、遠くに牛がたくさん見えた。
予定通りの時刻に納沙布岬に到着した。
とりあえず近くの資料館で最東端到達証明書を無料で発行してくれるとのことだったので、もらってきた。
ちなみに現在地はここである。
このトイレは根室特産の花咲ガニをイメージして作られたらしい。
とりあえず近くに灯台があるのでそこに向かって歩くことにした。
納沙布岬では野鳥がたくさん見られた。
灯台の敷地内に野鳥観察舎があったので入ってみた。
しかし、ここからは野鳥はよく見えなかった。
条件が良ければ北方四島や貝殻島などが見えるそうだが、この日は霧がかかっており、見ることはできなかった。
灯台を見た後はバス停に近くまで戻ることにしたが、その道中で鹿と遭遇した。
納沙布岬の鹿は、奈良公園や宮島の鹿と違って人には慣れておらず、かなり警戒しているようだった。結局、鹿に見惚れてしまい、帰りのバスの時間ギリギリまで鹿を見ていた。
発車時刻の5分前くらいにバス停に戻り、バスに乗った。09:55納沙布岬発、10:39根室駅着のバスである。
帰りのバスも予定通りの時刻に根室駅に到着した。
根室駅近くでも野鳥を見ることができた。
では、今回の記事はここまでにしよう。この日の午後は、釧路湿原展望台に行ってきたので、次の記事ではその時の内容を記事にしたい。
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【東北&北海道(21)】世界遺産に登録されている知床を観光【知床五湖】
2020年8月15日(土)〜2020年8月30日(日)の約2週間にかけて東北と北海道を旅してきた時の様子を記事にしている。
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本日は2020年8月23日(日)。前日の夜、網走のホテルに宿泊していた私は、まずは電車で知床斜里駅に向かった。06:41網走駅発の電車で、知床斜里駅に着いたのは07:22だった。
この後は08:10発のバスに乗り、知床五湖へと向かう。
知床五湖↓
バスの発車まで時間があったので、近くのセイコーマートで何か買って食べることにした。
焼きそばの他にも昼食用パンやおにぎりを買った。
バスターミナル窓口の営業時間は8時からだったが、バスのチケットは券売機で購入できた。ちなみに、斜里バスターミナル⇄知床五湖は往復4,000円と大きな出費だった。
こちらのバスターミナルからは、知床五湖の他にも、観光船「おーろら」が出ている"ウトロ温泉バスターミナル"に行くこともできる。
08:10に知床斜里駅を出て、知床五湖に着いたのは09:35頃だった。帰りの知床斜里行きのバスは14:00発なので、4時間以上滞在できる。
知床五湖には、その名の通り湖が5つある。それぞれ、一湖・二湖・三湖・四湖・五湖と名前が付いている。
知床五湖の楽しみ方は大きく2つである。
まず1つは"地上遊歩道"であり、ここでは原生林の中を散策できる。大ループ(全周3.0km)と小ループ(全周1.6km)の2つのルートを選べるが、大ループなら一湖から五湖まで全てを見ることができる。ヒグマの活動期にはガイド付き添いのツアーに参加する必要があるようだが、私が訪れた時はガイドなしで参加することができた。ただし、活動期ではないにしてもヒグマと遭遇する可能性は充分にあるため、散策する前に250円払って10分ほどのレクチャーを受ける必要がある。
もう1つの楽しみ方は高架木道の散策である。高架木道には電気柵が張り巡らされているため、ヒグマの出没に影響されず無料で利用することができる。高架木道の全長は800mで、一湖畔まで行くことができる。
まずは高架木道に行ってきたのでその時の写真を紹介しよう。
見えているのが一湖である。
知床連山も見える。
知床連山の反対側にはオホーツク海が見える。
いやなんとも凄いところに来てしまったなあという感想だった。まさに絶景である。天気も良く、山に多少雲がかかっているもののそれがまた良い。気温もちょうどよく、しばらく何も考えずに知床の絶景を楽しんだ。
途中、鹿も見ることができた。これは親子だろうか。ちなみに、写真は撮りそびれてしまったが、知床斜里駅から知床五湖に来るまでのバスからも鹿を見ることはできた。
しばらくして小腹が空いたので、一旦高架木道を出て食事ができるスペースがあったのでそこで知床斜里駅で買ったパンなどを食べた。
その後は、これからどうするかを考えた。私はヒグマに遭遇することを恐れてビビっていたため、地上遊歩道は行かないつもりだったが、まだ時間はたっぷりある。他の観光客を見てみると結構地上遊歩道に向かっている人も多かったので、ここは行くことにした。
まずは250円を払ってチケットを買い、レクチャーを受けた。レクチャーは、ヒグマに遭遇しないためにはどうするかといった話や、万が一遭遇した場合にどうするかといった内容だった。まず、食べ物の持ち込みは厳禁で、食べた後のゴミなども匂いからヒグマをおびき寄せてしまうため、捨てるように指示があった。さらに、散策中はなるべく歌を歌ったり手を叩いたりすると良いとのことだった。人間から見るとヒグマは怖いが、ヒグマにとっても人間は警戒すべき対象であり、人間の気配がしたら自分から離れていくからとのことだった。また、もしヒグマに遭遇した場合は絶対に背を向けず、慌てず少しずつヒグマから離れるようにとのことだった。
そして驚いたのは私が訪れた8月中にも結構ヒグマが出没していたことだった。私が訪れた2日前にも付近でヒグマの目撃情報があり、その時は地上遊歩道は閉鎖されたらしい。
レクチャーが終わり、不安と期待が入り混じった状態で地上遊歩道へと出た。不安とは言いつつも、せっかく来たので大ループを散策することにした。
こんな感じで原生林の中を進んでいく。湖は五湖→四湖→三湖→二湖→一湖の順に到着する。
どれも綺麗だった。特に、湖に光が反射して山の景色が映っているのが良かった。結局、ヒグマに遭遇することもなく無事に地上遊歩道を周ることができた。結構早足で歩いて、1時間ほどで周れたはずである。案内では1周90分と書いてあった。
その後は、帰りのバスまで休憩スペースでゆっくりしたり、高架木道を再び見たりして過ごした。
木にセミがとまっていた。
売店でこけももソフトというのを売っていたので買って食べた。美味しかった。
さて、帰りのバスは14:00に出発し、再び知床斜里駅に戻ったのは15:20だった。この後は電車で釧路方面に向かう。15:57知床斜里駅発の電車に乗った。
途中、釧路湿原駅で停車した。この時にはすでに陽が落ちて辺りは暗くなっていた。この駅の近くには展望台があるそうだが、もう暗くなってしまったので今回は行かないことにした。また行く機会があったら是非行ってみたい。釧路湿原については、この日の翌日にこことは別の場所にある展望台に行ってきたので、また別の記事で紹介したい。
釧路湿原駅の1つ隣の遠矢駅で降りた。到着したのは18:32だ。プレハブ小屋みたいなのがあるだけの小さな駅だった。なぜここで降りたかというと、遠矢駅からすぐのところにある"南蛮酊"という店に行くためだ。ここでは"ザンタレ定食"が食べられる。ザンタレとは、ザンギに甘辛いタレをかけたものだそうで、釧路名物となっている。ザンタレ定食で検索すると南蛮酊が人気のようだったので、ここに来ることに決めた。
が、しかし。。
営業はすでに終わっていた。営業時間は食べログでチェックしていたし、念には念を押して前日には電話で営業時間の確認もしていた。その際は「日曜日は20:00まで営業、19:30ラストオーダー」と言っていた。現在の時刻は19時前。
店の看板にもそう書いてある。おそらく何かあって急遽店を閉めたのだろう。残念だが、次に釧路に来た時にまたリベンジしよう。
さて、やることがなくなってしまったが周りには何もなさそうなので駅で時間を潰すことにした。幸い、次の電車は19:44と1時間以内には来た。
遠矢駅の1つ隣の東釧路駅で降りた。今日はここから歩いて30分くらいのところにあるネットカフェに泊まる。
ネットカフェに向かう途中、松尾ジンギスカンの店舗があったが、もう営業は終わっているようだった。
快活クラブ釧路木場店↓
https://www.kaikatsu.jp/shop/detail/20108.html
今日はここに泊まる。南蛮酊に行きそびれてまだ晩飯を食べていなかったので、コンビニで適当に買ってネットカフェで食べた。あまりちゃんとチェックしていなかったのだが、 この快活クラブはシャワーが有料だった。無料だと勘違いしていたので、そこは誤算だった。
では、今回の記事はここまでにしよう。翌日の午前中は根室に観光に行ったので、次の記事ではその時の様子を紹介したい。
次の記事はこちら↓
【東北&北海道(20)】網走周辺を1日観光【小清水原生花園・網走郷土博物館・北方民族博物館・オホーツク流氷館・博物館網走監獄・網走刑務所】
2020年8月15日(土)〜2020年8月30日(日)の約2週間にかけて東北と北海道を旅してきた時の様子を記事にしている。
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本日は2020年8月22日(土)。この日はまず、網走から電車で20分ほどのところにある小清水原生花園に行った。06:41網走駅発の電車に乗り、07:01に原生花園駅に到着した。
ホテルから網走駅へ向かう途中で網走川を渡った。前日は夜遅くてあまりよく見えなかったが、とても綺麗だ。この川はオホーツク海まで続いている。
ここは原生花園駅の1つ手前(網走駅側)の北浜駅。オホーツク海に一番近い駅として知られており、海岸までは20mだそうだ。今回は降りなかったが、機会があればここにも訪れてみたい。
原生花園駅の駅舎は簡素なものだった。ちなみにここは臨時駅で、毎年5月1日から10月31日までの営業となっているそうだ。
小清水原生花園は網走国定公園の一部であり、オホーツク海と濤沸湖に挟まれた浜小清水から北浜まで約8kmにわたって続く細長い砂丘に約40種類の野花が現生する。6月中旬から7月下旬が最も美しい時期とのことだ。私が訪れたのは8月下旬に差し掛かっていたため見頃が終わってしまっていたのかもしれないが、ハマナスなど代表的な花を見ることができた。
近くに展望台があったので行ってみた。
オホーツク海が見える。
知床連山も微かに見えた。この翌日、知床も訪れる。
オホーツク海の反対側には濤沸湖が見える。
小清水現生花園での滞在時間は2時間ほどを予定していた。原生花園駅の近くにはインフォメーションセンター「Hana」もあったようだが、営業時間が08:30からだったので今回は断念。地図を見ると、浜小清水駅の近くに"フレトイ展望台"という展望台があるようだった。ここから歩いて40分ほどなので、行ってみることにした。今回は行きそびれたが、原生花園から遊歩道を進んでいくと砂浜に降りることもできる。そこは「日本最北の鳴り砂浜」と呼ばれており、歩くと足元でキュッキュッと音が鳴るそうだ。
途中、馬小屋のようなものがあり、馬がたくさん飼われていた。
濤沸湖へ向かう通路のようなものがあったが、立ち入り禁止となっていた。
ちなみに濤沸湖も網走国定公園に含まれており、2005年にラムサール条約に登録された。北浜駅から徒歩10分のところには"濤沸湖水鳥・湿地センター"があり、濤沸湖周辺の自然、歴史、文化、利用に関する展示や映像、解説を通して、湿地と自然の重要性を知り、楽しむための情報が提供されているそうだ。濤沸湖は北西端でオホーツク海と繋がっており、汽水湖となっている。
フレトイ展望台が見えてきた。濤沸湖などを見ながらのんびり歩いたらなんだかんだで1時間くらいかかったかもしれない。
近くには道の駅とセイコーマートもあった。
下の写真の右側に写っているのがオホーツク海、左側が濤沸湖だ。その間が小清水原生花園である。
下の写真はオホーツク海と砂浜。この砂浜が「日本最北の鳴り砂浜」だそうだ。
知床連山も薄らと見える。
濤沸湖もよく見えた。
この後は08:50浜小清水駅発の電車で網走方面に戻る予定で、まだ少し時間があったのでセイコーマートでパスタを買って食べた。
やはりこの内容で110円(税抜)はお得だ。
道の駅にも展望台があったので行ってみた。
オホーツク海が見えた。左端に写っている白い三角形の建物は先ほど行ったフレトイ展望台だ。
知床連山も見えた。しかし、全体的にフレトイ展望台からの景色の方が良かったように思う。
さて、この後は08:50浜小清水駅発の電車に乗って網走駅の1つ手前の桂台駅で降り、桂台駅から徒歩10分ほどのところにある"網走郷土博物館"へと向かった。
網走郷土博物館では、独自の文化をもつモヨロ貝塚から発掘された品や、江戸時代・文化年間に漁場が開設されてからの郷土資料、その他網走地方の自然や産業が展示されている。春(5月中旬)には近くの公園が桜の名所にもなっているそうだ。入場料は120円だった。ここから歩いて20分ほど、網走川の河口付近に網走郷土博物館の分館として"モヨロ貝塚館"もあるそうだが、少し遠いので今回は断念した。もう少し涼しい季節だったら頑張って歩いて行っても良かったのだが。
ちなみにモヨロ(最寄)貝塚とは6〜10世紀頃、サハリンなどの北方からオホーツク沿岸に渡来してきた「オホーツク文化」の人々の集落跡である。彼らはクジラやトド、アザラシなどを主な生活の糧とする古代の優れた海洋狩猟民だったそうだ。
郷土博物館を出た後は、歩いて網走駅に戻った。この後はバスを使って「北方民族博物館→オホーツク流氷館→博物館網走監獄→網走刑務所」の順に訪れる。
まずは12:39網走駅前発のバスで北方民族博物館に向かうのだが、まだ時間があったので網走駅近くのセイコーマートで何か買ってきて網走川沿いで食べることにした。
メロンパン以外にも、パスタと焼きそばを1つずつ買って食べた。それでもトータルで345円(税込)だったので、それでお腹いっぱいになれるのでかなりお得だ。
その後はバス停に行き、バスに乗って北方民族博物館へ行った。網走駅前のバス停の場所が少し分かりにくかったが、すき家の目の前だった。
入口らしき場所が工事中となっていて今日は営業していないのかと焦ったが、裏に入口があった。
北方民族博物館では、北半球のおもに寒帯、亜寒帯気候の地域に暮らす北方民族の衣食住、生業、精神文化といったテーマに関連する資料が展示されていた。
北方民族博物館↓
北方民族博物館を見終えた後は、オホーツク流氷館へと向かった。地図で見ると1kmほどだったので、北方民族博物館のスタッフに流氷館まで歩いて行けるかと聞いたら歩いて10分ほどのことだった。親切に地図で道順も説明していただき、バス代の節約にもなるので歩いて行くことにした。
オホーツク流氷館↓
オホーツク流氷館は流氷とオホーツク海の生き物をテーマとした観光施設である。クリオネを間近で見たり、本物の流氷が展示されたりしていた。
小さくて見辛いがクリオネである。クリオネは、翼を使い泳ぐ姿から「流氷の天使」とも呼ばれ、貝殻を持たない巻貝の仲間である。体全体が透明で中央に見える赤い部分が消化器官である。冬の流氷シーズンになるとオホーツク海にも姿を見せるそうだ。
ここで本物の流氷を体感できる。
硬くて冷たく、表面はツルツルとしていた。
入口で湿ったタオルが配られており、中で振り回すと凍って固まるのでやってみてくださいとのことだった。実際にやってみると、タオルは固まった。ちなみにこの室内はマイナス15度とのことだ。
流氷館を見た後は、屋上が展望テラスになっていたので行ってみた。
想像以上の良い景色だった。ちなみに、北方民族博物館・オホーツク流氷館・博物館網走監獄は天都山という山にある。標高207mながら、山頂からの絶景は「天の都に昇るような心地にさせるほど美しい」と称えられている。天都山も小清水原生花園や濤沸湖と同様、網走国定公園に含まれている。
写真中央左側に写っているのは、ニポポと呼ばれる人形で、その昔アイヌ人はニポポを身につけ、手をふれると事故にあうことなく、幸せをもたらしてくれると信じていたそう。ニポポはサハリン(樺太)アイヌ人のことばで「小さな木の子供」という意味。網走市はこのニポポを郷土の民芸品として網走刑務所で一括製作しているそうだ。
さて、流氷館の後は15:24発のバスで博物館網走監獄に行く。少し時間があったので売店で"流氷ソフトクリーム"を買って食べた。
オホーツク海の塩を使った塩キャラメル味のソフトクリームで、キャラメルの甘さと塩味が絶妙なバランスでとても美味しかった。
さて、お次は博物館網走監獄である。
博物館網走監獄↓
博物館網走監獄は、明治以来、網走市と深く関わりを持っていた網走刑務所旧建造物を保存公開する野外歴史博物館だ。とても勉強になり、内容も興味深かったので、興味のある方は是非行ってみてほしい。正規の入場料は1,100円と少し高めだが、HPにあるクーポンを見せれば10%OFFとなる。
ここに到着したので15:30頃で、17:00の閉館時間まで滞在したが、中はとても広く、もう少し時間が欲しかった。
その後は17:06発のバスに乗り、"刑務所前"というバス停で降りた。ここは網走刑務所の最寄のバス停だ。
近くには看板があり、「カメラ等による被収容者の撮影は、名誉及び人権保護のため厳禁します。」と書かれていた。
この後は歩いて20分くらいかけて網走駅まで戻り、駅前のすき家で夕食を食べてホテルに戻った。
では、今回はここまでにしよう。この次の日は世界遺産にも登録されている知床を観光してきたので、次回の記事ではその内容を書きたいと思う。
次の記事はこちら↓
【東北&北海道(19)】北見で"オホーツク北見塩焼きそば"と"ジンギスカン"を食す
2020年8月15日(土)〜2020年8月30日(日)の約2週間にかけて東北と北海道を旅してきた時の様子を記事にしている。
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本日は2020年8月21日(金)。あさひかわラーメン村に寄った後、南永山駅から14:51発の"JR石北本線特別快速きたみ"に乗り、北見駅へと向かった。北見駅に到着したのは18:08であり、毎度のことだが今回も長旅だった。
北見駅やその周辺は北海道の中ではかなり栄えているという印象だった。北見ではとりあえず食事をしようと思っていた。この日は最終的に20:16発の電車で網走まで行くため、北見での滞在時間は2時間ほどだ。
北海道に来たのでジンギスカンを食べたいと思っていて、北見に向かっている電車の中でジンギスカンの店を調べていると、"まるちよジンギスカン"という店が良さそうだったので、そこに行こうかと思っていた。
まるちよジンギスカン↓
https://www.maruchiyo-jingisukan.com/#home
まだ時間には余裕があるのと、14時前に旭川でラーメンを食べてきたので、まずは少し駅周辺をブラブラすることにした。
駅前には"パラボ"という商業施設があった。
パラボ↓
入口付近でおすすめグルメが紹介されていて、その中にある"北見塩焼きそば"がとても気になり、食べたいと思った。ちなみにこちらの店はかつとカレーの店だそうだ。
かつとカレーの店 清水↓
https://www.matizukuri.co.jp/s/id=249/
とりあえずはジンギスカンを食べてからからこの店に行くか考えようかと思ったが、調べるとこの店は19:00ラストオーダーでジンギスカンを食べてからだと間に合わない。ジンギスカンは北見以外の場所でも食べれるかもしれないし、一旦後回しにして北見塩焼きそばを食べることにした。
店はパラボの6Fにあった。コロナの影響もあってかフロアには人がほとんどいなく、店の中に客は1人もいなかった。店に入り、"オホーツク北見塩焼きそば(900円)"を注文した。
鉄板に乗せて提供してくれたので、最後まで熱々の状態で食べることができた。海鮮や野菜もたくさん入っており、とても美味しかった。
ちなみに、オホーツク北見塩焼きそばには"定義・ルール8ヶ条"と"消費者満足度を高める3ヶ条"が制定されているそうだ。
【定義・ルール8ヶ条】
(1)道内産の小麦を原材料とした麺を使用する。
(2)オホーツク海産のホタテを使用する。
(3)生産量日本一の北見タマネギを使用する。
(4)味付けはソースではなく塩とする。
(5)皿ではなく、鉄板で提供する。
(6)協議会指定の道産割り箸を使用する。
(7)できるだけ北見にこだわったスープをつける。
(8)シズル感を演出するために魔法の水を用意する。
【消費者満足度を高める3ヶ条】
(1)味、食材は地元にこだわり、「オホーツク・北見」を感じられるものにする。
(2)笑顔のサービスに努めるとともに、提供店同士の連携を大事にする。
(3)トッピングや演出に工夫を凝らし、オリジナリティーを追求する。
私が食べたオホーツク北見塩焼きそばがこれらの条件を全て満たしていたのかは分からないが、とにかく満足であった。
オホーツク北見塩焼きそばを食べた後は、また駅周辺をブラブラとしつつジンギスカンをここで食べるかまだ後にとっておくかを考えていた。網走で食べても良かったのだが、調べた限りだと網走駅周辺にジンギスカンを手軽に食べられる店はないようだった。いつ食べられるかも分からないので、食べられる時に食べてしまおうということで、結局この後ジンギスカンを食べるべく"まるちよジンギスカン"へと向かった。
お一人様大歓迎と書いてあり、安心して店に入った。店にはテーブル席とカウンター席があり、私はカウンター席に案内された。私の記憶が正しければ、テーブル席に仕事帰りのサラリーマンらしき4人組と、カウンター席に1人先客がいた。
注文をした後、最初に御通しが出た。ジンギスカンと野菜のセットを注文した。改めて写真を見返してみるとまたジンギスカンを食べたい衝動に駆られてきた。
最初はライスも一緒に注文したのだが、〆にはうどんがおすすめとのことだったので、ライスの注文を取り消して最後にうどんを食べることにした。弱火で焼くと野菜からたくさん水分が出てきて〆のうどんを食べるときにタレがよく絡まるとのことだったので、とにかく弱火でじっくり焼いた。というより、ほとんど店の人が焼いてくれたのだが。
〆のうどんも美味しかった。オホーツク北見塩焼きそばを食べた後だったが、難なく完食することができた。それにしても北海道は飯が旨い。
ジンギスカンを食べた後は、電車の時間が迫っていたので北見駅へと戻った。この後は20:16発の電車に乗り、網走駅に到着したのは21:19だ。
JR網走駅の周辺は思っていたより寂れた雰囲気だった。近くの飲食店といえばすき家とヴィクトリアステーションくらいだったと思う。コンビニも駅から見える範囲にはなかった。ジンギスカンを北見で食べてきて良かったと思った。
この日に泊まるホテルは"網走ロイヤルホテル"である。
網走ロイヤルホテル↓
ここには2泊する。ホテルは駅から網走川を渡ってまもなくのところにあり、歩いて5分ほどだった。では、今回はここまでにしよう。翌日は網走を1日観光してきたので、次の記事ではその内容をお届けしたい。
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【東北&北海道(18)】あさひかわラーメン村で梅光軒の野菜ラーメンを食す
2020年8月15日(土)〜2020年8月30日(日)の約2週間にかけて東北と北海道を旅してきた時の様子を記事にしている。
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kimagure-hitoritabi.hatenablog.com
本日は2020年8月21日(金)。前日に名寄駅近くのホテルに宿泊していた私は、09:30頃にチェックアウトし、ホテルから歩いて30分ほどのところにある"名寄市北国博物館"へと向かった。
前日に買ったカップ焼きそばをホテルで朝食に食べた。スープもついていた。
ホテルの冷蔵庫には水が無料で入っていた。ここには2泊したが、2泊目にも新しい水を入れてくれていた。
名寄市北国博物館での画像はほとんど残っていない。電車の時間まであまり時間がなかったのと、室内なのであまり写真を撮れなかったためである。
名寄市北国博物館では、寒暖差のある明瞭な四季をもつ名寄の歴史と自然に関する資料などが展示されていた。
昭和51年(1976年)11月に、前年の12月で全国から姿を消した国有鉄道のSLのうち、キマロキ編成排雪列車が全国でただ一編成のみ名寄市に無償貸与された。キマロキは「SLキマロキ編成排雪列車」といい、機関車・マックレー車・ロータリー車・機関車の順に連結された排雪編成の頭文字をとって名づけられた。雪の多い北海道内陸部、東北、北陸地方では線路の両側に高い雪の壁ができ、普通のラッセル式では除雪が困難なためにこの編成の出動となった。前後の機関車に機関区員、マックレー・ロータリー車に保線区員が十数名分乗し、先頭の機関車が両側の雪をかき集めるマックレー車をけん引し、その雪をロータリー車が回転する羽根で遠くへ飛ばし、それを後ろの機関車が後押しするという一連の作業で除雪に威力を発揮した。現在はかつて活躍した、旧名寄本線のレールの上に設置されている。
北国博物館を見た後は名寄駅へと向かった。この日は最終的に網走まで行くのだが、まずは10:59発の電車に乗り新旭川駅へで降りる。
新旭川駅に着いたのは12:40であった。駅名に"新"と付いているくらいなので新幹線が止まるような大きい駅なのかと思えば、全くそんなことはなかった。そもそも北海道新幹線は現在は新函館北斗駅までしか通っていないので、新幹線など通っていないことは分かっていたのだが。電車を降りるとき、車掌さんに"えっ、ここで降りるの?"という顔をされた(気がした)。たぶんそれは気のせいだが。
新旭川駅は旭川駅の2つ手前(名寄駅側)だ。名寄駅から乗っていたのはJR宗谷本線だったのだが、新旭川駅は網走方面のJR石北本線との乗り換えの駅であり、そのためここで乗り換える必要があった。
この後の予定としては、新旭川駅から石北本線に乗り、1つ隣の南永山駅で降り、駅から徒歩7分くらいのところにある"あさひかわラーメン村"へ行く予定だった。南永山駅への電車は13:47発であり、1時間近く時間があったのだが新旭川駅周辺で何か時間が潰せるだろうと思っていた。しかし、思った以上に駅周辺でやることがなく、暇なのでラーメン村まで歩くことにした。新旭川駅からラーメン村までは歩いて40-50分ほどだった。
途中、南永山駅を通った。小さな駅だった。
ラーメン村の近くにはトイザラスがあった。トイザラスを見たのは久しぶりであった。
到着した。
あさひかわラーメン村↓
到着すると、1店舗だけ結構な行列ができている店があった。
よく見てみると、2日前に旭川駅近くで訪れた"ら〜めんや天金"であった。2日前に訪れた時はここがチェーン店であることは知らなかったのだが、HPを見ると2日前に行った"四条店"と今回の"あさひかわラーメン村店"の2店舗のみあるようだ。行列ができている様子を見ると、この店はなかなかの人気店なんだなと思った。しかし、天金は2日前にも行ったので、この日は違う店に行くことにした。
どうやら私が行った時は8店舗営業しているようだった。実は2日前に旭川駅周辺を散策していた時に梅光軒という店も気になっており、ちょうどこのラーメン村にもあったので、ここで食べることにした。
梅光軒↓
メニューは色々あった。旭川ラーメンを純粋に味わいたいのならシンプルな醤油ラーメンにするのが良いのだが、2日前にも天金でシンプルな醤油ラーメンを食べていたのと、現在旅行中ということもあり野菜があまり摂れていなかったので、野菜ラーメンを食べることにした。
野菜は思っていた以上にたくさん入っており、これだけ食べておけば栄養面はしばらく大丈夫だろうという安心感があった。味も美味しく、量もそこそこあったので満足だった。サイドメニューの餃子も注文し、こちらも美味しかった。今回は野菜ラーメンだったため、スープに野菜の旨味なども加わっており、2日前に食べた天金のラーメンとどちらが美味しいかという比較をするのは難しいが、どちらも美味しかったということは間違いなかった。
ちなみに、梅光軒のHPを見てみると、日本国内には東京に1店舗、札幌に2店舗(その内の1店舗は私のブログでも少しだけ取り上げた"札幌ら〜めん共和国"の中にある)、千歳空港内に1店舗、そして旭川に4店舗あるようだ。さらに、海外進出もしており、香港に2店舗(香港国際空港店、Hysan Place店)、シンガポール(高島屋店)、中国、タイ(バンコク)、ベトナム、ハワイ(ホノルル)にそれぞれ1店舗ずつあるようだ。
さて、ラーメンを食べた後は甘いものが食べたくなり、ラーメン村の中にある売店でソフトクリームを買って食べた。
この後は南永山駅から石北本線(特別快速きたみ)に乗り、北見駅へ向かう。
14:51発の電車で、まだ時間があったので近くのペットショップで時間を潰した。
ほとんどの犬や猫は寝ていたのだが、1匹だけやけに活発に動いている犬がいたのでその犬を見ていた。パグとポメラニアンのハーフだそうだ。
ペットショップで時間を潰したのち、南永山駅から電車に乗り北見駅へと向かった。では、今回の記事はここまでにしよう。次の記事では、北見で名物の"オホーツク北見塩やきそば"と"ジンギスカン"を食べた時の内容を記事にしたい。
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