【東北&北海道(17)】日本最北端の街!稚内を日帰り観光【名寄⇄宗谷岬】
2020年8月15日(土)〜2020年8月30日(日)の約2週間にかけて東北と北海道を旅してきた時の様子を記事にしている。
前回の記事はこちら↓
kimagure-hitoritabi.hatenablog.com
本日は2020年8月20日(木)。前日に名寄駅近くのホテルに宿泊した私は、07:52発の電車で稚内へと向かった。
稚内駅へ到着するのは12:08であり、4時間以上の長旅となる。
電車内には扇風機があった。冷房はないが充分に涼しく、窓を開けていると少し寒いくらいだった。
途中、幌延駅で20分ほど停車したので外に出てみた。周りには特に何もなさそうだった。
豊富駅を通過。ここには最北の温泉郷があるらしい。
豊富温泉↓
駅から歩いて行くには遠そうだが、駅から温泉へのバスも出ているようだ。
途中、得体の知れない虫が車内に入ってきた。アブだろうか。
とりあえず避難してきた。それにしても、他の乗客は全く動じる様子がない。北海道の人たちはこういうのに慣れているのだろうか。それともただ気付いていないだけなのか。北海道の旅では、電車やバスの車内に結構大きめの蜂が入ってきたことが何度かあった。
途中、確か南稚内駅と稚内駅の間の区間だったと思うが、線路内に鹿が進入し一時電車が停車した時があった。その鹿はビデオカメラで撮影したつもりだったのだが、録画ボタンを押し忘れていて気付いた時には鹿はいなくなっていた。この時はひどく後悔したが、北海道ではこの時以外にも鹿を見る機会はあったので、今となってはそこまで気にすることではなかった。
そんなこんなで稚内駅へと到着した。なかなか綺麗な駅舎である。
近くには北市場と呼ばれる市場があり、1階では特産品が売られており、2階は夢広場と呼ばれる海鮮レストランとなっていた。
夢食館北市場↓
ここで食事をしても良いかなと思ったが、メニューを見てみるとどれも値段が高かったのでやめることにした。
駅からは北防波堤ドームも見えた。ここに行くことにした。が、その前にこの日はまだ何も食べていなかったので軽く何か食べることにした。
駅の中にあったカフェのような店で"宗谷黒牛のハンバーグサンドウィッチ"を注文した。腹も減っていたので美味しくいただいた。値段は500円だった。
サンドウィッチを食べた後は、北防波堤ドームに来た。この防波堤は、戦前に稚内〜樺太の定期船発着所として築設されたもので、昭和6年に着工し、昭和11年に完成した。その後、老朽化が進み昭和53年より改良施工し、昭和55年に今の姿となった。古代ローマの柱廊を思わせる独特の外観から通称「ドーム」と呼ばれている。
防波堤を見た後は、稚内駅へと戻った。この後は13:20発のバスに乗り宗谷岬へと向かう。
バス停のすぐ近くにセイコーマートがあった。
サンドウィッチ1つではまだお腹も充分に満たされていないので、ペペロンチーノを買ってきた。結構量はあるのだが税込で118円とかなり安い。セイコーマートにはペペロンチーノ以外にも数種類のスパゲッティや焼きそばがこの価格で売られていて、かなりお得だった。この旅行中にこの価格のスパゲッティと焼きそばは全種類制覇したと思う。
本当はバスの中で食べようと思っていたのだが、思いのほか混んでいたため宗谷岬に着いてから食べることにした。
バスは往復で2,560円とかなり高めだ。痛い出費ではあるが、稚内まで来て宗谷岬に行かないという選択肢はないのではなかろうか。
バスに揺られること50分ほど、14:10頃に宗谷岬に着いた。帰りのバスは14:55発なので、滞在時間は45分間のみだ。
時間がなかったのだが、稚内駅でスパゲッティを買ってしまったので、まずはこの階段に座って海を見ながら食べた。
間宮林蔵は江戸幕府からの命を受け北方を探索し、1809年に樺太(現・サハリン島)が島であることを発見した。これは当時の世界地図の空白を埋める偉業であり、世界地図に日本人で唯一「間宮海峡」という日本人名を残した。その後、師である伊能忠敬の事業を引き継ぎ、蝦夷地(北海道)の地図作成にも大きな貢献を果たした。このブロンズ像は、間宮林蔵が樺太へ渡る決意を秘め、はるか海の彼方を見つめる姿を表しているそうだ。
展望台があったが、私が行った時はどうやら営業していなかったようだ。
食事できる店もあったが、営業していたのかは確認していない。
ここで日本最北端到着証明書を100円で購入できるとのことなので、買うことにした。
その後は、海を見たりして過ごした。
もう少しゆっくりして過ごしたいところでもあったが、短い滞在を楽しむことができた。
帰りは14:55発のバスに乗り、"南駅前"というバス停で降りた。ここはJR南稚内駅の近くである。15:36頃に到着した。このバスに乗る時に整理券を取るのを忘れていたのだが、降りるときに運転手さんに「宗谷岬から乗っていたんですけど整理券を取り忘れてしまいまして。。」と言ったら「あ、全然大丈夫ですよ。ご乗車ありがとうございました。」と嫌そうな対応をすることもなく快く受け入れてくれた。
次は18:08発の名寄行きの電車で帰るため、まだ2時間半ほど時間を潰す必要がある。
近くにはすき家、セイコーマートなどがあるようだった。また、約徒歩20分のところに"稚内副港市場"があるようだ。
稚内副港市場↓
http://www.wakkanai-fukukou.com
とりあえずセイコーマートで酒とつまみを買ってきて、海の近くで一杯やることにした。
駅の近くに稚内海員会館があった。"一般宿泊者歓迎"と書いてあったので宿泊もできるようだ。と思ったが、ネットの情報によるとここはどうやら既に閉業しているようだ。
近くにはツルハドラッグもあった。今回の旅行ではツルハドラッグを見かける機会が多かったなと思って調べてみると、北海道で388店舗、東北で463店舗と北海道・東北で多くの店舗を占めている。ちなみに関東・甲信越で233店舗。本社は札幌にあるそうだ。
ここでビールとホットコーナーにあったザンギを買ってきた。ちなみに、ザンギとは鳥の唐揚げのようなもので、北海道では"鳥の唐揚げ"ではなく"ザンギ"と呼ばれている。"鳥の唐揚げ"と"ザンギ"の違いについてはよく知らない。
海の風も気持ちよく、野鳥もたくさんいてうまい酒をが飲めた。
この後は稚内副港市場に行くことにした。ここから徒歩20分くらいで、この時すでに16:30頃。営業時間は17時までとのことだったのでほとんど滞在することができないが、せっかく近くまで来たので雰囲気だけでも見て行くことにした。
まだビールが余っていたので飲みながら歩いた。
市場の近くには温泉もあるようだった。と思ったが、こちらもネットに2020年3月31(火)に閉店したとの情報があった。
市場には着いたのだが、その時点で営業している店は1つもなかったように思う。店はやっていなかったが、FMわっぴーというラジオの放送局と思われるものがあり、ちょうど収録をしているようだった。また、"稚内市樺太記念館"も併設されており、そこでは稚内の歴史や樺太に関連する資料が多数展示されていた。
樺太記念館を見た後は、南稚内駅前に戻った。まだ電車の発射まで時間があったため、すき家によることにした。
ところで、北海道の牛丼やはもっぱらすき家なのだろうか。すき家はいろんなところで見かけたが、松屋や吉野家はほとんど見なかった。1回も見なかったかもしれない。
牛丼を食べた後は南稚内駅に戻り、帰りの電車に乗った。
18:08発の電車で、宿泊するホテルがある名寄駅に着くのは21:49である。帰りもまた長旅だ。
帰りの車内から。夕日が綺麗だった。
1両編成だったのだが、途中1時間くらい私以外の乗客がいない時間帯があった。
驚いたのだが、電車を降りた瞬間外はすごく寒かった。マスクをしていて口の中が温まっていた影響もあると思うが息を吐くと白くなり、コンビニやホテルのフロントには暖房が付いていた。まだ8月の中旬であり、首都圏に住む私にとっては体験したことのない出来事であった。つい数日前までは東京で猛暑日とか言っていたのに、日本は広いんだなと思った。
駅に着いた後は、小腹が空いていたのでセイコーマートに寄ってからホテルに戻った。
これ3つで398円だった。かなりお得ではないだろうか。この日の夜は左2つを食べて、1番右のカップ焼きそばは翌日の朝に食べた。
では、この記事はここまでにしよう。次の記事では、この日の翌日に"あさひかわラーメン村"へ行った時のことを記事にしたい。
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