気まぐれ一人旅

主に旅行に行った時のことを記事にする予定

【東北&北海道(20)】網走周辺を1日観光【小清水原生花園・網走郷土博物館・北方民族博物館・オホーツク流氷館・博物館網走監獄・網走刑務所】

2020年8月15日(土)〜2020年8月30日(日)の約2週間にかけて東北と北海道を旅してきた時の様子を記事にしている。

 

前回の記事はこちら↓

kimagure-hitoritabi.hatenablog.com

 

本日は2020年8月22日(土)。この日はまず、網走から電車で20分ほどのところにある小清水原生花園に行った。06:41網走駅発の電車に乗り、07:01に原生花園駅に到着した。

 

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網走川

 

ホテルから網走駅へ向かう途中で網走川を渡った。前日は夜遅くてあまりよく見えなかったが、とても綺麗だ。この川はオホーツク海まで続いている。

 

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北浜駅

 

ここは原生花園駅の1つ手前(網走駅側)の北浜駅。オホーツク海に一番近い駅として知られており、海岸までは20mだそうだ。今回は降りなかったが、機会があればここにも訪れてみたい。

 

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原生花園

 

原生花園駅の駅舎は簡素なものだった。ちなみにここは臨時駅で、毎年5月1日から10月31日までの営業となっているそうだ。

 

小清水原生花園網走国定公園の一部であり、オホーツク海と濤沸湖に挟まれた浜小清水から北浜まで約8kmにわたって続く細長い砂丘に約40種類の野花が現生する。6月中旬から7月下旬が最も美しい時期とのことだ。私が訪れたのは8月下旬に差し掛かっていたため見頃が終わってしまっていたのかもしれないが、ハマナスなど代表的な花を見ることができた。

 

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ハマナス

 

近くに展望台があったので行ってみた。

 

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オホーツク海が見える。

 

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オホーツク海

 

知床連山も微かに見えた。この翌日、知床も訪れる。

 

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知床連山

 

オホーツク海の反対側には濤沸湖が見える。

 

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濤沸湖

 

小清水現生花園での滞在時間は2時間ほどを予定していた。原生花園駅の近くにはインフォメーションセンター「Hana」もあったようだが、営業時間が08:30からだったので今回は断念。地図を見ると、浜小清水駅の近くに"フレトイ展望台"という展望台があるようだった。ここから歩いて40分ほどなので、行ってみることにした。今回は行きそびれたが、原生花園から遊歩道を進んでいくと砂浜に降りることもできる。そこは「日本最北の鳴り砂浜」と呼ばれており、歩くと足元でキュッキュッと音が鳴るそうだ。

 

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この道をひらすらまっすぐ歩く

 

途中、馬小屋のようなものがあり、馬がたくさん飼われていた。

 

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濤沸湖へ向かう通路のようなものがあったが、立ち入り禁止となっていた。

 

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ちなみに濤沸湖も網走国定公園に含まれており、2005年にラムサール条約に登録された。北浜駅から徒歩10分のところには"濤沸湖水鳥・湿地センター"があり、濤沸湖周辺の自然、歴史、文化、利用に関する展示や映像、解説を通して、湿地と自然の重要性を知り、楽しむための情報が提供されているそうだ。濤沸湖は北西端でオホーツク海と繋がっており、汽水湖となっている。

 

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途中の道でも綺麗な花が見れた。

 

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濤沸湖と野鳥

 

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フレトイ展望台が見えてきた。濤沸湖などを見ながらのんびり歩いたらなんだかんだで1時間くらいかかったかもしれない。

 

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近くには道の駅とセイコーマートもあった。

 

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フレトイ展望台

 

下の写真の右側に写っているのがオホーツク海、左側が濤沸湖だ。その間が小清水原生花園である。

 

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下の写真はオホーツク海と砂浜。この砂浜が「日本最北の鳴り砂浜」だそうだ。

 

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知床連山も薄らと見える。

 

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知床連山

 

濤沸湖もよく見えた。

 

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濤沸湖

 

この後は08:50浜小清水駅発の電車で網走方面に戻る予定で、まだ少し時間があったのでセイコーマートでパスタを買って食べた。

 

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やはりこの内容で110円(税抜)はお得だ。

 

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道の駅にも展望台があったので行ってみた。

 

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オホーツク海が見えた。左端に写っている白い三角形の建物は先ほど行ったフレトイ展望台だ。

 

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知床連山

 

知床連山も見えた。しかし、全体的にフレトイ展望台からの景色の方が良かったように思う。

 

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浜小清水駅

 

さて、この後は08:50浜小清水駅発の電車に乗って網走駅の1つ手前の桂台駅で降り、桂台駅から徒歩10分ほどのところにある"網走郷土博物館"へと向かった。

 

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網走郷土博物館

 

網走郷土博物館では、独自の文化をもつモヨロ貝塚から発掘された品や、江戸時代・文化年間に漁場が開設されてからの郷土資料、その他網走地方の自然や産業が展示されている。春(5月中旬)には近くの公園が桜の名所にもなっているそうだ。入場料は120円だった。ここから歩いて20分ほど、網走川の河口付近に網走郷土博物館の分館として"モヨロ貝塚館"もあるそうだが、少し遠いので今回は断念した。もう少し涼しい季節だったら頑張って歩いて行っても良かったのだが。

 

ちなみにモヨロ(最寄)貝塚とは6〜10世紀頃、サハリンなどの北方からオホーツク沿岸に渡来してきた「オホーツク文化」の人々の集落跡である。彼らはクジラやトド、アザラシなどを主な生活の糧とする古代の優れた海洋狩猟民だったそうだ。

 

郷土博物館を出た後は、歩いて網走駅に戻った。この後はバスを使って「北方民族博物館→オホーツク流氷館→博物館網走監獄→網走刑務所」の順に訪れる。

 

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まずは12:39網走駅前発のバスで北方民族博物館に向かうのだが、まだ時間があったので網走駅近くのセイコーマートで何か買ってきて網走川沿いで食べることにした。

 

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メロンパン以外にも、パスタと焼きそばを1つずつ買って食べた。それでもトータルで345円(税込)だったので、それでお腹いっぱいになれるのでかなりお得だ。

 

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電灯にとまっていた鳥

 

その後はバス停に行き、バスに乗って北方民族博物館へ行った。網走駅前のバス停の場所が少し分かりにくかったが、すき家の目の前だった。

 

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北方民族博物館

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入口らしき場所が工事中となっていて今日は営業していないのかと焦ったが、裏に入口があった。

 

北方民族博物館では、北半球のおもに寒帯、亜寒帯気候の地域に暮らす北方民族の衣食住、生業、精神文化といったテーマに関連する資料が展示されていた。

 

北方民族博物館↓

http://hoppohm.org/index2.htm

 

北方民族博物館を見終えた後は、オホーツク流氷館へと向かった。地図で見ると1kmほどだったので、北方民族博物館のスタッフに流氷館まで歩いて行けるかと聞いたら歩いて10分ほどのことだった。親切に地図で道順も説明していただき、バス代の節約にもなるので歩いて行くことにした。

 

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オホーツク流氷館

 

オホーツク流氷館↓

https://www.ryuhyokan.com

 

オホーツク流氷館は流氷とオホーツク海の生き物をテーマとした観光施設である。クリオネを間近で見たり、本物の流氷が展示されたりしていた。

 

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クリオネ

 

小さくて見辛いがクリオネである。クリオネは、翼を使い泳ぐ姿から「流氷の天使」とも呼ばれ、貝殻を持たない巻貝の仲間である。体全体が透明で中央に見える赤い部分が消化器官である。冬の流氷シーズンになるとオホーツク海にも姿を見せるそうだ。

 

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流氷体感テラス

 

ここで本物の流氷を体感できる。

 

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硬くて冷たく、表面はツルツルとしていた。

 

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入口で湿ったタオルが配られており、中で振り回すと凍って固まるのでやってみてくださいとのことだった。実際にやってみると、タオルは固まった。ちなみにこの室内はマイナス15度とのことだ。

 

流氷館を見た後は、屋上が展望テラスになっていたので行ってみた。

 

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オホーツク海

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手前が網走湖、奥が能取湖だったはず

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知床連山

 

想像以上の良い景色だった。ちなみに、北方民族博物館・オホーツク流氷館・博物館網走監獄は天都山という山にある。標高207mながら、山頂からの絶景は「天の都に昇るような心地にさせるほど美しい」と称えられている。天都山小清水原生花園や濤沸湖と同様、網走国定公園に含まれている。

 

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写真中央左側に写っているのは、ニポポと呼ばれる人形で、その昔アイヌ人はニポポを身につけ、手をふれると事故にあうことなく、幸せをもたらしてくれると信じていたそう。ニポポはサハリン(樺太)アイヌ人のことばで「小さな木の子供」という意味。網走市はこのニポポを郷土の民芸品として網走刑務所で一括製作しているそうだ。

 

さて、流氷館の後は15:24発のバスで博物館網走監獄に行く。少し時間があったので売店で"流氷ソフトクリーム"を買って食べた。

 

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流氷ソフトクリーム

 

オホーツク海の塩を使った塩キャラメル味のソフトクリームで、キャラメルの甘さと塩味が絶妙なバランスでとても美味しかった。

 

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博物館網走監獄

 

さて、お次は博物館網走監獄である。

 

博物館網走監獄↓

https://www.kangoku.jp

 

博物館網走監獄は、明治以来、網走市と深く関わりを持っていた網走刑務所旧建造物を保存公開する野外歴史博物館だ。とても勉強になり、内容も興味深かったので、興味のある方は是非行ってみてほしい。正規の入場料は1,100円と少し高めだが、HPにあるクーポンを見せれば10%OFFとなる。

 

ここに到着したので15:30頃で、17:00の閉館時間まで滞在したが、中はとても広く、もう少し時間が欲しかった。

 

その後は17:06発のバスに乗り、"刑務所前"というバス停で降りた。ここは網走刑務所の最寄のバス停だ。

 

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網走刑務所

 

近くには看板があり、「カメラ等による被収容者の撮影は、名誉及び人権保護のため厳禁します。」と書かれていた。

 

この後は歩いて20分くらいかけて網走駅まで戻り、駅前のすき家で夕食を食べてホテルに戻った。

 

では、今回はここまでにしよう。この次の日は世界遺産にも登録されている知床を観光してきたので、次回の記事ではその内容を書きたいと思う。

 

次の記事はこちら↓

kimagure-hitoritabi.hatenablog.com