【東北&北海道(21)】世界遺産に登録されている知床を観光【知床五湖】
2020年8月15日(土)〜2020年8月30日(日)の約2週間にかけて東北と北海道を旅してきた時の様子を記事にしている。
前回の記事はこちら↓
kimagure-hitoritabi.hatenablog.com
本日は2020年8月23日(日)。前日の夜、網走のホテルに宿泊していた私は、まずは電車で知床斜里駅に向かった。06:41網走駅発の電車で、知床斜里駅に着いたのは07:22だった。
この後は08:10発のバスに乗り、知床五湖へと向かう。
知床五湖↓
バスの発車まで時間があったので、近くのセイコーマートで何か買って食べることにした。
焼きそばの他にも昼食用パンやおにぎりを買った。
バスターミナル窓口の営業時間は8時からだったが、バスのチケットは券売機で購入できた。ちなみに、斜里バスターミナル⇄知床五湖は往復4,000円と大きな出費だった。
こちらのバスターミナルからは、知床五湖の他にも、観光船「おーろら」が出ている"ウトロ温泉バスターミナル"に行くこともできる。
08:10に知床斜里駅を出て、知床五湖に着いたのは09:35頃だった。帰りの知床斜里行きのバスは14:00発なので、4時間以上滞在できる。
知床五湖には、その名の通り湖が5つある。それぞれ、一湖・二湖・三湖・四湖・五湖と名前が付いている。
知床五湖の楽しみ方は大きく2つである。
まず1つは"地上遊歩道"であり、ここでは原生林の中を散策できる。大ループ(全周3.0km)と小ループ(全周1.6km)の2つのルートを選べるが、大ループなら一湖から五湖まで全てを見ることができる。ヒグマの活動期にはガイド付き添いのツアーに参加する必要があるようだが、私が訪れた時はガイドなしで参加することができた。ただし、活動期ではないにしてもヒグマと遭遇する可能性は充分にあるため、散策する前に250円払って10分ほどのレクチャーを受ける必要がある。
もう1つの楽しみ方は高架木道の散策である。高架木道には電気柵が張り巡らされているため、ヒグマの出没に影響されず無料で利用することができる。高架木道の全長は800mで、一湖畔まで行くことができる。
まずは高架木道に行ってきたのでその時の写真を紹介しよう。
見えているのが一湖である。
知床連山も見える。
知床連山の反対側にはオホーツク海が見える。
いやなんとも凄いところに来てしまったなあという感想だった。まさに絶景である。天気も良く、山に多少雲がかかっているもののそれがまた良い。気温もちょうどよく、しばらく何も考えずに知床の絶景を楽しんだ。
途中、鹿も見ることができた。これは親子だろうか。ちなみに、写真は撮りそびれてしまったが、知床斜里駅から知床五湖に来るまでのバスからも鹿を見ることはできた。
しばらくして小腹が空いたので、一旦高架木道を出て食事ができるスペースがあったのでそこで知床斜里駅で買ったパンなどを食べた。
その後は、これからどうするかを考えた。私はヒグマに遭遇することを恐れてビビっていたため、地上遊歩道は行かないつもりだったが、まだ時間はたっぷりある。他の観光客を見てみると結構地上遊歩道に向かっている人も多かったので、ここは行くことにした。
まずは250円を払ってチケットを買い、レクチャーを受けた。レクチャーは、ヒグマに遭遇しないためにはどうするかといった話や、万が一遭遇した場合にどうするかといった内容だった。まず、食べ物の持ち込みは厳禁で、食べた後のゴミなども匂いからヒグマをおびき寄せてしまうため、捨てるように指示があった。さらに、散策中はなるべく歌を歌ったり手を叩いたりすると良いとのことだった。人間から見るとヒグマは怖いが、ヒグマにとっても人間は警戒すべき対象であり、人間の気配がしたら自分から離れていくからとのことだった。また、もしヒグマに遭遇した場合は絶対に背を向けず、慌てず少しずつヒグマから離れるようにとのことだった。
そして驚いたのは私が訪れた8月中にも結構ヒグマが出没していたことだった。私が訪れた2日前にも付近でヒグマの目撃情報があり、その時は地上遊歩道は閉鎖されたらしい。
レクチャーが終わり、不安と期待が入り混じった状態で地上遊歩道へと出た。不安とは言いつつも、せっかく来たので大ループを散策することにした。
こんな感じで原生林の中を進んでいく。湖は五湖→四湖→三湖→二湖→一湖の順に到着する。
どれも綺麗だった。特に、湖に光が反射して山の景色が映っているのが良かった。結局、ヒグマに遭遇することもなく無事に地上遊歩道を周ることができた。結構早足で歩いて、1時間ほどで周れたはずである。案内では1周90分と書いてあった。
その後は、帰りのバスまで休憩スペースでゆっくりしたり、高架木道を再び見たりして過ごした。
木にセミがとまっていた。
売店でこけももソフトというのを売っていたので買って食べた。美味しかった。
さて、帰りのバスは14:00に出発し、再び知床斜里駅に戻ったのは15:20だった。この後は電車で釧路方面に向かう。15:57知床斜里駅発の電車に乗った。
途中、釧路湿原駅で停車した。この時にはすでに陽が落ちて辺りは暗くなっていた。この駅の近くには展望台があるそうだが、もう暗くなってしまったので今回は行かないことにした。また行く機会があったら是非行ってみたい。釧路湿原については、この日の翌日にこことは別の場所にある展望台に行ってきたので、また別の記事で紹介したい。
釧路湿原駅の1つ隣の遠矢駅で降りた。到着したのは18:32だ。プレハブ小屋みたいなのがあるだけの小さな駅だった。なぜここで降りたかというと、遠矢駅からすぐのところにある"南蛮酊"という店に行くためだ。ここでは"ザンタレ定食"が食べられる。ザンタレとは、ザンギに甘辛いタレをかけたものだそうで、釧路名物となっている。ザンタレ定食で検索すると南蛮酊が人気のようだったので、ここに来ることに決めた。
が、しかし。。
営業はすでに終わっていた。営業時間は食べログでチェックしていたし、念には念を押して前日には電話で営業時間の確認もしていた。その際は「日曜日は20:00まで営業、19:30ラストオーダー」と言っていた。現在の時刻は19時前。
店の看板にもそう書いてある。おそらく何かあって急遽店を閉めたのだろう。残念だが、次に釧路に来た時にまたリベンジしよう。
さて、やることがなくなってしまったが周りには何もなさそうなので駅で時間を潰すことにした。幸い、次の電車は19:44と1時間以内には来た。
遠矢駅の1つ隣の東釧路駅で降りた。今日はここから歩いて30分くらいのところにあるネットカフェに泊まる。
ネットカフェに向かう途中、松尾ジンギスカンの店舗があったが、もう営業は終わっているようだった。
快活クラブ釧路木場店↓
https://www.kaikatsu.jp/shop/detail/20108.html
今日はここに泊まる。南蛮酊に行きそびれてまだ晩飯を食べていなかったので、コンビニで適当に買ってネットカフェで食べた。あまりちゃんとチェックしていなかったのだが、 この快活クラブはシャワーが有料だった。無料だと勘違いしていたので、そこは誤算だった。
では、今回の記事はここまでにしよう。翌日の午前中は根室に観光に行ったので、次の記事ではその時の様子を紹介したい。
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