【東北&北海道(31)】秋田犬の里で秋田犬をみる【秋田県大館市】
2020年8月15日(土)〜2020年8月30日(日)の約2週間にかけて東北と北海道を旅してきた時の様子を記事にしている。
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kimagure-hitoritabi.hatenablog.com
本日は2020年8月28日(金)。前日の夜、大館駅近くのホテルに泊まった私は、駅の近くにある"秋田犬の里"に向かった。
秋田犬の里↓
大館市は秋田犬発祥の地として知られている。実は渋谷のあの有名な忠犬ハチ公は大館市生まれである。生後間もない1924(大正13)年1月14日、東京帝国大学(現在の東京大学)の上野英三郎教授のもとへ送られ、「ハチ」と名付けられた。毎日渋谷駅で教授の送り迎えをしていたが、ある日教授が大学の講義中に急遽してしまった。しかし、ハチは来る日も来る日も渋谷駅で教授を待ち続け、その姿が多くの人々の共感を呼び「忠犬ハチ公」として渋谷駅に銅像が建設されるに至ったそうだ。
秋田犬の里は2019年春にオープンした、比較的新しい施設である。中には秋田犬に関する展示がされている"秋田犬ミュージアム"や、実際に秋田犬が見学できる"秋田犬展示室"などがある。
秋田犬の里には9時過ぎに到着した。秋田犬の里は9時から営業していたが、私が楽しみにしていた"秋田犬展示室"は09:30からだったので、それまで屋上のテラスに行ってみた。
実はここから鳳凰山という山の急斜面に描かれた「大文字」が見えるとのことだった。ここにいた時は気付かなかったのだが、後でビデオを見直してみると微かに写っているのが見えた。
かなり分かりにくいが、山の上側に薄らと写っている。
前日の夜に泊まっていた"ロイヤルホテル大館"も見えた。
09:30になって、秋田犬展示室に行った。しかし現在はコロナの関係で秋田犬展示室には入れず、隣接する秋田犬ミュージアムからガラス越しでの見学のみとなっていた。
普段は1匹しかいないことがほとんどとのことだったが、この日は3匹いてラッキーだった。写真に写っている赤いハッピを着た人が3匹の秋田犬の飼い主だ。この展示室にいる秋田犬は秋田犬の里が飼っているのではなく、近隣の秋田犬を飼っている人にお願いして、ボランティアとして秋田犬を連れて来ていただいているそうだ。ボランティア登録している人は複数いるため、その日によって来るボランティアも変わる。なので当然展示室にいる秋田犬も日によって変わるのだ。基本的には秋田犬を1匹のみ飼っている人がほとんどのため、展示室にいる秋田犬も1匹のみであることがほとんどだが、この日のボランティアさんは3匹飼っていて3匹とも連れてきてくれたということだ。
私が1人で来ていたためか秋田犬の里の職員が話しかけてきてくれて色々と教えていただいた。上記の内容も、その職員さんに教えてもらった。
このバッジは帰り際に職員さんからいただいたものだ。バッジに写っているのは"勝大"という名前の秋田犬で、平昌オリンピック女子フィギュアスケート金メダリストのロシア人ザギトワ選手に贈られた秋田犬"マサル"の兄弟犬だそうだ。"マサル"の「勝」と"大館"の"大"を取って"勝大"と名付けられた。秋田犬の里で見られる日もあるそうだ。
秋田犬の里の売店で枝豆ソフトを売っていたので買って食べた。実は秋田県は枝豆の生産量で全国上位に位置しており、中でも大館市は主要な生産地となっているそうだ。このソフトクリームを食べている間にもまた職員さんが話しかけて来てくれて、大館では鶏めしが有名で駅前で弁当を売っていると教えてくれたので大館を去る前に買って行くことにした。
大館駅前にも秋田犬の像があった。
この後は、駅前で秋田犬の里の職員に教えてもらった鶏めし弁当を買い、10:41発の電車で秋田駅へと向かった。鶏めし弁当は"花善"という店で買った。
花善↓
"鶏めし弁当"と"比内地鶏の鶏めし"の2つ種類があったが、私は値段の安い"鶏めし弁当"を購入した。今考えると"比内地鶏の鶏めし"を食べてみたかったなと思った。比内地鶏は日本三大地鶏の1つにも数えられている。ちなみに残りの2つは愛知県の名古屋コーチンと鹿児島県の薩摩地鶏である。
弁当は秋田駅に着くまでに電車の中で美味しくいただいた。では、今回の記事はここまでにしよう。この日はこれから秋田県の秋田市、横手市などを経由し最終的には山形県の酒田市まで行くので、次回の記事ではそのあたりの内容を書きたいと思う。
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