【四国&九州(4)】香川県高松市を観光【サンポート高松・栗林公園】
2020年12月11日(金)〜2020年12月29日(火)の約20日間にかけて主に四国と九州を旅してきた時の様子を記事にしている。
前回の記事はこちら↓
kimagure-hitoritabi.hatenablog.com
本日は2020年12月12日(土)。丸亀を観光してきた私は、12:08発の電車で高松へと向かった。
高松駅周辺での滞在時間も約1時間と短かったが、まずはシンボルタワーに登ってみた。
高松駅と高松港を中心にホテルやレストラン、公園などが並び、高松観光の拠点となるエリアがサンポート高松と呼ばれている。シンボルタワーもこのエリア、高松駅からすぐのところにあり、高さ151mと四国最大の高層タワーとなっている。屋上広場から高松の街並みや瀬戸内海を一望できるとのことだったので行ってみた。
屋上広場は8階にあった。市街地は思っていたほどは見渡せなかったが、瀬戸内海は見渡すことができた。
"せとしるべ"も見えた。世界初のガラス灯台で、正式名称は「高松港玉藻防波堤灯台」。日本三大夜灯台の1つでもある。
あとで調べて分かったのだが、シンボルタワーの最上階、30階にも無料の展望スペースがあったようだ。ここからならもっとよく高松市内を見渡せたであろう。今回行くことができなかったのは残念だが、また高松に来る機会があれば最上階の展望スペースにも行ってみたい。
シンボルタワーの屋上広場に行ったあとはもう少し周辺を歩いてみた。
高松城跡があった。
高松城は玉藻城とも呼ばれている。その由来は、万葉集で柿本(かきのもと)人麿(ひとまろ)が讃岐の国の枕言葉に「玉藻よし」と詠んだことに因んで、このあたりの海が玉藻の浦と呼ばれていたことにいわれている。愛媛県にある今治城、大分県にある中津城と並んで日本三大水城の一つに数えられている。今回は中に入ることはなかったが、また高松に来る機会があれば中も見てみたい。
その後は高松駅の中にある"連絡船うどん"といううどんの店に行った。かつて岡山県の宇野港と高松港を結ぶ宇高航路を連絡していた「宇高連絡船」。この連絡船のデッキで販売されていた讃岐うどんが名物となっていた。瀬戸大橋の開通により連絡船は廃止されたが、ファンの熱い思いを受けてJR四国グループのうどん店「めりけんや」が営業しているのが"連絡船うどん"だ。連絡船のデッキでは作り置きの茹で麺が使われていたが、現在の「連絡船うどん」はその場で茹でるため当時よりも美味しくなったとか。
私は肉うどんは注文した。私は連絡船のデッキで提供されていた当時の味と比較することはできないが、麺はコシがあり、スープはあっさり。肉も甘さを感じる味付けで、とても美味しかった。
さて、うどんを食べた後は13:39発の高徳線に乗って栗林公園北口駅へと向かった。
高松駅から栗林公園北口駅までは5分ほどで、13:44に到着した。これから栗林公園へと向かう。栗林公園北口駅から栗林公園の北門まで歩いて3分ほどである。
栗林公園は高松藩主松平家の別邸として造られ、国の特別名称に指定されている文化財庭園の中で最大の面積を持つ。名前は"栗林"だが、庭園は造られた当初から松で構成されており、園内には1,400本の松がある。それでは、公園内で撮影した写真をいくつか紹介しよう。
園内最大の池で、江戸時代には鴨猟に用いられていた。写真では分かりにくいが、池の中には島が5つある。
こちらは香川県の梅の標本木で、梅の開花日の指標となる。平年では1月20日が香川県の開花日となっている。私は確認できなかったが、園内にはサクラやモミジの標本木もあるそうだ。園内には他にも約170本の梅の木があり、1月下旬から3月上旬が見頃とのこと。
110個の石を組み合わせ亀を形どった岩組の背中に鶴が舞う姿をした黒松を配したものであり、園内で最も美しい姿をした松とされている。確かに立派な松である。
こちらは商工奨励館。明治32(1899)年に「香川県博物館」として建てられた純日本風の木造建築である。昭和13(1938)年より「商工奨励館」と名を改められた。栗林公園の情報や伝統的工芸品の展示などが行われていた。2階では世界的家具デザイナーであるジョージ・ナカシマのテーブルや椅子が展示されている。
ベランダからは南庭方向を望むことができる。
池にはニシキゴイがいた。水温が低くなる12月からはエサやりを行うと消化不良により内臓障害をおこすので12月1日から5月末まではエサやりは遠慮くださいと書いてある看板があった。
栗林公園での滞在時間は1時間ほどだったが、見どころがたくさんあり満足だった。全てをゆっくり見るにはもう少し時間が必要だという印象だった。
栗林公園を見た後は、栗林公園北口駅に戻り、15:06発の高徳線に乗って屋島駅へと向かった。
JR屋島駅には15:18に到着した。屋島は「メサ」と呼ばれる水平な硬岩層におおわれ周囲の一部を急崖で囲まれたテーブル状の高地で、大きな屋根のように見えるので屋島と呼ばれている。山上へはJR矢島駅から上の写真に写っているバスで行くことができ、瀬戸内の多島美や高松市街地、讃岐山脈などを一望できるとのことだ。
事前に調べてあったバスの時刻表では15:37発のバスがあったので、それに乗って屋島山上に行こうと思っていた。JR矢島駅に着くともうバスは来ているようだったが、バスが来るのやけに早いなと思いつつも発車時刻まではまだ20分あるはずだったので、それまで駅周辺をブラブラすることにした。
時刻表↓
http://www.kotoden.co.jp/publichtm/bus/rosen/yashima/image/pdf/timetable.pdf
しかし、15:30頃に再び駅前に戻ってくるともうすでにバスはいなくなっていた。おかしいなと思って駅の案内所のようなところにいた人に「今日は15:37発のバスはありますか?」と聞いたところ、「11月28日に時刻表が改定になったんだよね〜」と言われて、改定後の時刻表を渡された。
最新の時刻表↓
http://www.kotoden.co.jp/publichtm/bus/new/2020/1128_kaisei/img/yashima.pdf
。。。とりあえず15時台のバスは終わっており、次に来るのが16:22発の最終便だ。しかし、そのバスに乗ると屋島山上に着くのが16:40になるが、屋島山上からJR屋島駅への帰りのバスの最終便が16:50発なので、屋島山上に滞在できるのは10分ということになる。悩んだが、今回は屋島山上に行くのは断念することにした。反省としては、JR屋島駅へ到着した時点で発車時刻の20分も前に既にバスが来ていたので、そこで疑問に思い発車時刻をバスの運転手に確認すべきだったということである。まあ、悔やんでも仕方がないのでまたの機会に来ることにしよう。
さて、この日の最終目的地は徳島県にある鳴門駅である。次に屋島駅を出る鳴門方面への電車は16:39発のJR高徳線・三本松駅行きだったので、それに乗った。電車の発車時刻まで少し時間があったが、駅周辺をブラブラして時間を潰した。
屋島は源平合戦(治承・寿永の乱)の戦いの1つである"屋島の戦い"の戦場でもあり、屋島で陣を構えていた平氏を源義経が急襲し、追い落としたことで知られている。
三本松駅に着いたのは17:29だった。この時はもう辺りは暗くなっていた。三本松駅では乗り換えのために降りただけで、特にすることはなかった。周りにも特に何もないという感じであったが、歩いてすぐのところにローソンはあった。
次の電車は18:09発の高徳線・阿南行きである。発車時間まではまた駅周辺で適当に時間を潰していた。
18:09発の電車で三本松駅を出た後、次に降りたのはJR池谷駅である。この駅で高徳線から鳴門線に乗り換える。池谷駅に着いたのは19:01で、次の鳴門行きの電車は19:29発だ。池谷駅周辺は三本松駅以上に何もなかった。街灯もあまりなく、駅の数十メートル先がどうなっているのかもよく分からないという状態だった。
池谷駅は鳴門市大麻町にある駅だ。大麻町大谷では大谷焼が有名で、平成15(2003)年9月に国の伝統工芸品に指定された。安永9(1780)年に四国八十八ヶ所霊場の巡礼に来た豊後国の焼き物細工師・文右衛門が大谷村で作ったのが大谷焼の起源とされている。大物陶器とそれを焼く登り窯は有名で、日本一と称されているそうだ。毎年11月の第2土・日曜日に開催されている「大谷焼窯まつり」では大勢の人でにぎわっているとのこと。
大麻町は2017年3月に国の天然記念物コウノトリのペアにヒナが誕生したことでも知られている。1971年に野生のコウノトリが姿を消して以来、兵庫県豊岡市周辺以外で自然繁殖を確認できたのは全国で初めての快挙だったとのこと。大麻町にコウノトリが住み着いた理由の1つは豊かな自然であると言われており、「コウノトリが選んだ町」として地域の活性化にも繋げようとしているようだ。
さて、19:29発の電車に乗って、鳴門駅に着いたのは19:47だ。今日は鳴門駅から徒歩10分ほどのところにある"ホテルネクセル鳴門"というホテルに泊まる。
ホテルネクセル鳴門↓
https://nexel-naruto.info/index.html
GOTOキャンペーンを使って、1泊2,795円で宿泊した。まずはチェックインを済ませた。
駅からホテルへと向かう途中の商店街のようなところで、イルミネーションをやっていた。ホテルにチェックインをした後は、夕食を食べることにした。
餃子の王将 鳴門店↓
https://map.ohsho.co.jp/b/ohsho/info/4002/
駅近くに餃子の王将があったので、そこで食べることにした。
天津炒飯と餃子2人前を注文した。合計で1,122円(税込)だったが、GOTOキャンペーンの地域共通クーポンを使用したため支払い額は122円のみだった。
食事を終えた後は、ホテルに戻った。では、今回の記事はここまでにしよう。翌朝は鳴門の渦潮を見に行ったので、次の記事で紹介したい。
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