【四国&九州(10)】愛媛県松山市を観光【道後温泉・松山城】
2020年12月11日(金)〜2020年12月29日(火)の約20日間にかけて主に四国と九州を旅してきた時の様子を記事にしている。
前回の記事はこちら↓
kimagure-hitoritabi.hatenablog.com
本日は2020年12月15日(火)。前日の夜に愛媛県の宇和島駅近くのホテルに泊まった私は、08:51発のJR予讃線に乗り、伊予長浜駅方面へと向かった。伊予長浜駅近くには、猫の島として知られている青島へと向かうフェリーが出ている。
泊まっていたホテル。
ホテルのフロントにみかんが置いてあったので、ホテルから駅まで歩きながら食べた。
宇和島駅周辺は南国風の木が植えられていた。何という名前の木なのかは分からない。
宇和島では、宇和島駅近くの闘牛場で年に数回闘牛の大会が行われている。
宇和島の闘牛↓
日本の闘牛は、北は岩手県の久慈市から、南は沖縄県の今帰仁村など10ヶ所以上で行われている。宇和島の闘牛場へはJR宇和島駅から歩いて30分、大会当日は無料バスも運行しているようだ。
途中、八幡浜駅で乗り換えがあった。09:52にここに着いて、次の列車は11:26発なので1時間半くらい時間がある。
八幡浜ちゃんぽんというのが名物らしい。あとで時間があったら食べてみよう。とりあえず、駅から歩いて30分弱のところに八幡浜港があるので、少し遠いが時間もあるので行ってみることにした。
八幡浜港には市場や食堂、カフェなどもあるようだった。
フェリーも出ているようだった。調べてみると、大分の別府や臼杵(うすき)へのフェリーが運行しているようだ。
八幡浜港から八幡浜駅に戻る途中で、諏訪崎への看板があった。宇和海に向かって延びる全長3kmほどの半島で、「日本の森林浴の森100選」などに指定されている。
八幡浜駅からすぐのところに八幡浜ちゃんぽんを食べられる店があったので、ここで食べることにした。
麺はストレートでモチっとしていた。何より、写真を見ての通り具沢山なので良かった。
ちゃんぽんを食べた後は、11:26発の電車に乗った。
途中、JR伊予大洲駅で30分くらい停車時間があったので降りてみた。この駅は「愛ある伊予灘線」の愛称が付けられた伊予長浜経由の旧線と内子線経由の新線の分岐駅である。
伊予大洲駅のホームから大洲城も見ることができた。大洲城の歴史は鎌倉時代末期、伊予宇都宮氏が築いた地蔵ヶ岳城に始まると言われている。その後、江戸時代初期、藤堂高虎らによって大規模な修築がなされ、大洲藩の政治と経済の中心地として城下町は繁栄していった。明治時代以降は城内のほとんどの建造物は取り壊され、現在のものは復元されたものとなっている。
その後再び電車に乗り、伊予長浜駅に到着したのは12:44であった。
伊予長浜駅に到着したのは12:44。この日はここからフェリーで猫の島として知られている青島に行く予定だった。フェリーの出発時間は14:30とまだ時間はあったが、駅から近いのでとりあえずフェリー乗り場へ行ってみることにした。
。。。しかし、フェリー乗り場へと行ってみると、終日欠航と書いてあった。この日の天気は雨は降っていなかったのだが、少し風が強かったので、おそらくそれが原因だろう。青島へのフェリーについては、運行状況をネット等で確認することができず(今になって思えば電話で確認するという手があったかもしれない)、実際に行ってみないとフェリーが運行しているかどうかを確認できないというのが難点である。結構楽しみにしていたのだが、仕方がない。またの機会に訪れることにしよう。
さて、この日の最終目的地は松山駅である。青島に行けなくなったので予定より早く松山に行こうと思って電車の時間を調べたのだが、次の松山行きの電車は16:04発と、まだ3時間くらい時間がある。
駅周辺を見渡しても特に何かがありそうなわけでもなく、時間を潰すのに苦労しそうだったが、近くに国指定重要文化財の"長浜大橋"というのがあるようなので、行ってみることにした。
長浜大橋は肱(ひじ)川に架かる現役で動く日本最古の道路可動橋(バスキュール式鉄鋼開閉橋)。地元では「赤橋」の愛称で親しまれている。現在は船の往来がなく開閉の必要性は無くなったが、毎週日曜日に観光向けと定期点検を兼ねて開閉が行われているそうだ。この日は火曜日だったので開閉を見ることはできなかったが、何か工事をしているようだった。
駅の近くに戻ってみると、展望公園への看板が見えた。Googleマップで調べてみると、駅から歩いて40分ほどのところに"肱川あらし展望公園"というのがあるようだ。ずっと上り坂で少々疲れそうだったが、時間もあるし折角なので行ってみることにした。
到着した。写真の左に見えるのが展望台である。
展望台から海の方向を眺めると、結構木が生えていて、それが邪魔していて期待していたほどの絶景ではなかった。この時は冬だったので葉っぱがなかったが、夏などで葉っぱが生えている時期だったらこの時以上に海の景色は見え難かったであろう。2枚目の写真手前に見えるのは長浜大橋で、奥に見えるのは新長浜大橋である。3枚目に写っているのはおそらく今回の旅で行く予定だった青島である。
ちなみに肱川沿いでは10月頃から3月頃まで晴れた日の朝には上流の大洲盆地の冷気が霧を伴って肱川沿いを一気に流れ出すらしく、その現象が"肱川あらし"と呼ばれている。展望公園からはその絶景を眺めることができるそうだ。この時はもうすでに正午を回っていたので肱川あらしは見ることはできなかった。
展望台を見た後は駅まで戻り、まだ少し時間があったが近くのコンビニに行ったりして時間を潰した。16:04発の電車に乗り、JR松山駅に着いたのは17:11だった。
余談だが、伊予長浜駅から3駅先の下灘駅は"一度は降りてみたい駅"といわれる無人駅で、かつては"日本一海に近い駅"と呼ばれ撮影スポットとしても人気が高い。私は今回は降りなかったが、下灘駅から観光客と思われる人がたくさん乗ってきた。
安岡蒲鉾↓
駅の構内にじゃこ天の店があった。じゃこ天は昨日宇和島でも食べたので、今回はじゃこかつを買って食べた。
結構冷めていて、正直なところあまり美味しくはなかった。
この後は道後温泉に行く予定なのだが、その前にホテルにチェックインすることにした。
https://www.apahotel.com/hotel/shikoku/matsuyamajyo-nishi/
今日はアパホテルに宿泊。GOTOキャンペーンを利用して1泊2,600円で宿泊した。JR松山駅からホテルまでは歩いて15分程度で、市電で行くこともできたが、交通費節約のため歩いて行った。
チェックインを済ませたら、松山の市電で道後温泉へと向かう。アパホテルの最寄駅は本町三丁目という駅で、乗り換えアプリ検索すると"本町三丁目→本町六丁目→上一万→道後温泉"と2回乗り換えるルートが出てきたので、そのルートで行くことにした。
松山の市電は1回乗ると運賃170円。さらに電車を降りるときに乗り換え券というのを貰えば、次の電車はその乗り換え券を見せれば無料で乗ることができる。ということまではネットの情報で何となく知っていた。
なので本町三丁目から市電に乗って本町六丁目で降りるときに運転手に「乗り換え券ください」と言った。すると「どこまで行きますか?」と聞かれたので「道後温泉です」と答えると、「えっ???」という反応をされた。少し戸惑ったが、話を聞いてみると、乗り換え券が使えるのは1回のみらしく、2回乗り換える場合は3回目に乗る電車ではまた170円払わなければならないらしい。さらに、本町三丁目から道後温泉までは"本町三丁目→南堀端→道後温泉"というルートでも行くことができ、このルートなら乗り換え1回で170円で行けるので本来はこのルートで行くのが正解とのことだった。しかし、乗り換えアプリだとそのような事情まで配慮されないためこのようなことはたまに起こるようだ。
とりあえず運転手から「次に乗る電車で事情を説明してみてください。もしかしたら、次の電車でも乗り換え券をもらえるかもしれません。」と言われた。いや何とも親切に色々と気遣っていただき感謝しかない。お礼を言って電車を降り、次の電車に乗った。上一万で電車を降りるときに運転手に事情を説明すると、「次からは"本町三丁目→南堀端→道後温泉"のルートで行ってください」と路線図を見ながら丁寧に説明していただき、乗り換え券も渡してくれた。こちらの運転手もとても親切に対応していただいたので、感謝の言葉を述べて電車を降り、次の電車に乗り換え最終目的地である道後温泉まで結局170円のみで行くことができた。
さて、話が長くなってしまったが、道後温泉駅に到着した。
駅前には坊っちゃん列車の復元機があった。坊っちゃん列車は伊予鉄道に在籍したSL、及びそのSLが牽引していた列車で、夏目漱石の「坊っちゃん」に登場してから坊っちゃん列車と呼ばれるようになった。1888年から78年間で一旦役割を果たしたが、休止期を経て2001年に復元され運行を開始した。しかし蒸気機関車に付きもののばい煙による公害を発生させてしまう恐れがあったため、復元された坊っちゃん列車はディーゼル式にアレンジされている。
駅からすぐのところにハイカラ通りへの入口がある。この商店街を抜けると道後温泉の本館がある。
道後温泉↓
夏目漱石の坊っちゃんでも有名になった道後温泉は、3000年の歴史を誇る日本最古の温泉で、日本三古泉の1つである。道後温泉には"本館・飛鳥乃湯泉・椿の湯"の3つの施設がある。今回は飛鳥乃湯泉に行った。
温泉に入った後は、商店街を散策した。といっても時間も遅かったのですでに閉店している店も多かった。ここで夕食を食べようかとも思ったが、松山市街地に戻ってから食べることにした。
商店街のお土産屋で一六タルトを買ってきた。この旅行で四国に来て以来、色々なところで一六タルトの看板を見ていたのでずっと気になっていた。調べてみるとどうやら四国の名菓のようで、明日の朝には四国を出てしまうので買ってみた。一六タルトはこの日以降、移動中などに少しずつ食べていった。ロールケーキのような感じで美味しかった。
さて、道後温泉の後は再び市電に乗って大街道駅で降り、松山市街地に戻ってきた。この辺で何か良さそうな店があれば食事をしようと思ったが、時間が遅かったのとコロナの影響で時短営業をしている店も多かったので、結局コンビニで買って食べることにした。
大街道の近くには銀天街という商店街もあった。
松山市駅は伊予鉄道の駅で、JRの松山駅周辺よりもこちらの方が栄えている。写真では見えないが、奥には観覧車もある。
ホテルの近くから松山城も見えた。
では、今回の記事はここまでにしよう。翌日はしまなみ街道と通ってバスで広島まで行ったので、その時の様子を記事にしたい。
次の記事はこちら↓
kimagure-hitoritabi.hatenablog.com
YouTubeもやっているのでよかったら見てください↓