気まぐれ一人旅

主に旅行に行った時のことを記事にする予定

【四国&九州(27)】おんせん県大分!別府温泉を観光【地獄めぐり】

2020年12月11日(金)〜2020年12月29日(火)の約20日間にかけて主に四国と九州を旅してきた時の様子を記事にしている。

 

前回の記事はこちら↓

kimagure-hitoritabi.hatenablog.com

 

本日は2020年12月24日(木)。由布院を観光してきた私は、庄内駅から11:02発のJR久大本線に乗り、途中大分駅でJR日豊本線に乗り換えて別府駅に到着したのは12:05だった。

 

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JR別府駅

 

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まずは駅前にあったロッテリアで昼食を食べ、別府地獄めぐりへと向かった。

 

別府地獄めぐり↓

http://www.beppu-jigoku.com

 

別府市鉄輪・亀川の地獄地帯は千年以上も昔から噴気・熱泥・熱湯などが噴出していたことが「豊後風土記」に記され、近寄ることもできない、忌み嫌われた土地であったといわれている。そんなところから「地獄」と称されるようになり、今も温泉噴出口を「地獄」と呼んでいる。

 

「地獄」が観光施設となったのは明治末期以降のことであり、1928(昭和3)年「別府観光の礎」となった油屋熊八が日本で初めて「バスガイド付き遊覧バス」の運行を開始したことにより、鉄輪地区に旅館・商店が立ち並び、大勢の観光客や湯治客で賑わってきた。先程の写真にも写っているが、別府駅前には油屋熊八の偉業を称えてブロンズ像が建てられている。

 

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油屋熊八ブロンズ像

 

この日はクリスマスイブだったためか、サンタの格好をしていた。また、コロナ禍ということもあってマスクを付けていた。

 

別府市内には多くの地獄が存在するが、その中でも地獄めぐりで有名な別府地獄組合に加入しているのは「海地獄」「鬼石坊主地獄」「かまど地獄」「鬼山地獄」「白池地獄」「血の池地獄」「龍巻地獄」の7つで、私は今回この7つの地獄をめぐる。この7つのうち、「海地獄」「血の池地獄」「龍巻地獄」「白池地獄」の4地獄は平成21年7月23日に、温泉としては全国で初めて国指定名勝となった。4地獄の指定理由は「日本古来の温泉地として名高い別府の中でも、独特で多様な色彩・形態の下に湧出する鑑賞上の価値、名所的・学術的価値の高い泉源である」となっている。

 

まずは別府駅西口からバスに乗って「海地獄」へと向かった。

 

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海地獄

 

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共通券

 

海地獄のチケット売り場で共通券を買った。これががあれば7箇所の地獄が見学できる。

 

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海地獄

 

硫酸鉄によってコバルトブルーの色をしているとのことだったが、天気が悪かったせいかあまりそのようには見えなかった。1200年前に鶴見岳の爆発によってできたとされ、摂氏98度もあるそうだ。

 

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海地獄

 

海地獄を見た後は、「鬼石坊主地獄」へと向かった。海地獄から鬼石坊主地獄へは歩いてすぐである。

 

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鬼石坊主地獄

 

灰色の熱泥が大小の球場をなして沸騰する様が坊主頭に似ており、鬼石という地名に由来して鬼石坊主地獄と呼ばれている。摂氏99度。海地獄と比べると大分地味だという印象だったが、これはこれで面白かった。

 

次は「かまど地獄」へと向かった。鬼石坊主地獄からかまど地獄へは歩いて5分ほどであった。

 

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山地獄

 

途中、山地獄もあった。先述した通り、別府市内には今回訪れる7つの地獄以外にも地獄はたくさんあり、「山地獄」もその1つである。

 

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八仙人彫刻像

 

八仙人とは悪人を懲らしめ貧しい人を助ける8人の仙人のことであり、中国の民間伝説の中で多くの物語が伝わっている。この彫刻像は別府市と中国・烟台(えんたい)市の友好都市提携20周年記念として烟台市から寄贈されたものである。

 

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かまど地獄

 

かまど地獄はもとは柴石温泉下手にあったが枯渇したため、現在地に移転したものである。旧の釜戸地獄にて、竈門八幡宮の大祭で神前に供える御飯を炊いていたことからこの名が付いた。他の地獄をダイジェストにして集めたような雰囲気で、それぞれ「地獄の一丁目」から「六丁目」と名付けられている。

 

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かまど地獄

 

かまど地獄の後は、「鬼山地獄」へと向かった。かまど地獄から鬼山地獄へも歩いてすぐである。

 

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鬼山地獄

 

鬼山という地名に由来する鬼山地獄。別名「ワニ地獄」の名で親しまれている。1923(大正12)年に日本で初めて温泉熱を利用したワニの飼育を始め、約80頭のワニを飼育している。

 

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鬼山地獄

 

ワニは夜行性らしく、ほとんど動かなかった。鬼山地獄の次は「白池地獄」へと向かった。鬼山地獄から白池地獄へも歩いてすぐである。

 

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白池地獄

 

白池地獄は含ホウ酸食塩泉で、噴出するときは透明だが、外気に触れ温度が下がると白濁する。園内では温泉熱を利用して大型熱帯魚を飼育している。

 

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白池地獄

 

白池地獄の次は「血の池地獄」へと向かった。白池地獄から血の池地獄へは少し遠く、バスで行った。

 

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血の池地獄

 

血の池地獄は「豊後国風土記」や「万葉集」にも「赤湯泉」等と記された日本最古の天然地獄である。酸化鉄などによって朱色に染まっていることからこの名がある。1927(昭和2)年には高さ220mにまで達する大爆発を起こしたという。

 

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血の池地獄

 

血の池地獄の次は、最後の7つ目の地獄「龍巻地獄」へと向かった。血の池地獄から龍巻地獄へは歩いて3分ほどだった。

 

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龍巻地獄

 

龍巻地獄は30〜40分間隔(降水量で変化するとされる)で噴出する間欠泉であり、世界の間欠泉の中でも休止時間の短いことにおいて注目を浴びている。私が訪れた時はちょうど噴出しており、タイミングが良かった。

 

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龍巻地獄

 

私が来てからも5分くらいは噴出していた。噴出が終わるのを見届けたのち、龍巻地獄をあとにした。

 

龍巻地獄を見た後はJR亀川駅へと向かった。龍巻地獄から亀川駅までは歩いて25分ほどある。

 

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この薬局では薬の待ち時間に足湯に入れるらしい。

 

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JR亀川駅

 

さて、今日はここから山口県下関市へと向かう。

 

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JR柳ヶ浦駅

 

まずは16:10亀川駅発のJR日豊本線に乗り、17:08に大分県宇佐市にある柳ヶ浦駅で降りた。駅では改修工事をやっており、工事は2021年3月中旬までの予定と書いてあった。

 

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JR中津駅

 

次は柳ヶ浦駅を17:56発のJR日豊本線に乗り、18:13に大分県中津市にある中津駅で降りた。中津市は、慶應義塾大学の創設者でもある福沢諭吉のふるさとだそうだ。

 

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次は中津駅18:17発のJR日豊本線に乗り、19:26に福岡県北九州市にある小倉駅で降りた。駅中にあったうどん屋かしわうどんを食べた。西日本では鶏肉のことを「かしわ」と呼ぶそうで、「かしわうどん」は小倉の名物でもある。

 

うどんを食べた後は、少し駅から出てみた。

 

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旦過市場

 

旦過市場に行ってみたが、時間も遅かったのでほとんどの店は閉まっていた。

 

この後は小倉駅20:13発のJR山陽本線に乗り、下関駅には20:32に到着した。

 

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小倉駅から下関駅へ向かう途中、車内の電気が消えた瞬間があった。これは門司駅を境として架線に流れている電流が九州側は「交流」、本州側は「直流」と異なり、この「交流」と「直流」の切替点を通過するとき、電車の構造上の理由から車内の照明が消えるとのことだ。私は戸惑ったが、他の乗客は何事もなかったようにしており慣れている様子だった。

 

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JR下関駅

 

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下関ステーションホテル

 

今日のホテルは下関駅東口から徒歩2分と近く、駅前からもホテルが見えた。

 

下関ステーションホテル↓

http://www.shimonoseki-station-hotel.jp/index.php

 

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下関ステーションホテル

 

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今日の部屋は個室カプセルである。カプセルでない普通の個室の部屋もあるが、値段が安いので私はカプセルに泊まった。GOTOキャンペーンを利用し、1泊2,243円で泊まった。ちなみにホテルには大浴場があり、また、朝食も付いていた。高校生が部活の合宿か何かで来ているようで、大浴場は学生たちで賑わっていた。コロナで心配な面もあるため、私は体を洗ったらすぐに出ることにした。

 

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朝食バイキング

 

では、今回はここまでにしよう。翌日は山口県美祢市にある秋吉台・秋吉洞に行ってきたので、次の記事で紹介したい。

 

次の記事はこちら↓

kimagure-hitoritabi.hatenablog.com

 

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