気まぐれ一人旅

主に旅行に行った時のことを記事にする予定

【東北&北海道(10)】箱館戦争の舞台となった特別史跡"五稜郭跡"を観光【五稜郭公園・五稜郭タワー】

2020年8月15日(土)〜2020年8月30日(日)の約2週間にかけて東北と北海道を旅してきた時の様子を記事にしている。

 

前回の記事はこちら↓

kimagure-hitoritabi.hatenablog.com

 

本日は2020年8月18日(火)。前日に函館のネットカフェに宿泊した私は、まず"五稜郭公園"へと向かった。ネットカフェを8時前に出て、ここから五稜郭公園まで50分近く歩く。ちなみに快活クラブの無料のモーニング(食べ放題)を食べてきたので、腹ごしらえは万全だ。

 

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写真中央付近にわずかに五稜郭タワーが見える

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拡大

 

途中で五稜郭タワーが見えた。まだまだ先は長い。

 

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マンホールに五稜郭の星形のマークがあった。

 

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到着

 

さて、到着した。五稜郭公園に着いたのは08:40頃だったと思う。この日は朝からそこそこ気温も高く、良い運動であった。

 

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裏門橋

 

ここは裏門橋と呼ばれる橋だ(地図の下側)。

 

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これから公園の反対側(地図の右上)にある五稜郭タワーに行くのだが、五稜郭タワーの営業時間は09:00からだったので、公園を散策しつつのんびり向かいたいと思う。

 

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公園内の様子

 

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箱館奉行所

 

箱館奉行所は、幕末の箱館開港により設置された江戸幕府の役所で、奉行所の防御施設として築造されたのが五稜郭である。五稜郭は、武田斐三郎(あやさぶろう)により、中世ヨーロッパで発達した城塞都市を参考に設計された。その後、明治維新により明治新政府の役所となったが、明治元年10月に榎本武揚率いる旧幕府脱走軍が占拠。翌明治2年5月に終結する、戊辰戦争最後の戦いである箱館戦争の舞台となった。明治4年(1871年)に奉行所を含む郭内建物はほとんどが解体され、大正時代以降は公園として開放されている。その後、発掘調査や古写真、絵画面、文献資料などを詳細に分析し、可能な限り当時と同じ材料、工法を用い、2010年に奉行所が復元された。

 

五稜郭跡は、築造時の形態がよく残っていて日本城郭史上重要であるとともに、幕末期の洋学採用の一端を示すものとして学術上きわめて価値が高いことから、北海道で唯一の国の特別史跡に指定されている。ちなみに、公園内は無料だが、奉行所に入るには入館料を払う必要がある(500円)。

 

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二の橋

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一の橋

 

二の橋、一の橋の順に橋を渡ると、五稜郭の外に出られた。ここから五稜郭タワーまではすぐだ。

 

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五稜郭タワー

 

五稜郭タワー

https://www.goryokaku-tower.co.jp

 

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土方歳三のブロンズ像

 

五稜郭タワーの1階に土方歳三のブロンズ像があった。土方歳三近藤勇らと新撰組を結成し、副長を努めた。局長である近藤勇が処刑された後も、宇都宮、会津と戦い続け、榎本武揚率いる旧幕府軍艦隊に仙台で合流し、蝦夷地に渡った。明治2年(1869年)春からの新政府軍による攻撃に際しては自ら最前線で奮戦したが、同年5月11日、新政府軍の総攻撃により孤立した友軍を援護するために出撃した際に、一本木関門で銃撃を受け35年の生涯を閉じた。

 

この像は、旧政府軍が蝦夷地から一時的に新政府の勢力を駆逐し、暫定政権を樹立した明治元年12月15日、戦場から凱旋した土方歳三が、乗馬用の鞭を片手に五稜郭に降り立った姿を再現したものだそうだ。

 

さて、展望台へはエレベーターで登った。チケットを買う際に、函館ロープウェイの時と同様、統計のため住んでいる都道府県を聞かれた。

 

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五稜郭

 

上から見ると、形状がよく分かる。稜堡(りょうほ)とよばれる5つの突角が星形の五角形状に土塁がめぐっており、これが"五稜郭"という名前の由来だ。

 

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一の橋と二の橋

 

左下の橋が一の橋で、右うえの橋が二の橋である。

 

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箱館奉行所

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函館山

 

昨日はこの函館山の展望台から夜景を見た。

 

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裏門橋

 

今日はこの裏門橋を渡って五稜郭公園の中に入ってきた。

 

展望台にも土方歳三のブロンズ像があったのだが、周りに人がいたので後で撮ろうと思って結局撮り忘れてしまった。他にも展示スペースがあり、五稜郭の歴史を年表や絵図面でわかりやすく紹介されていた。

 

五稜郭タワーを降りた後は、五稜郭駅へと向かった。五稜郭駅までは徒歩30分ほどだ。駅名は"五稜郭"なのに駅から五稜郭までは結構遠い。この日は最終的に札幌まで行く予定で、これからまた長時間電車に乗ることになる。

 

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途中、セイコーマートというコンビニで水を買った。セイコーマートは北海道を拠点とするコンビニエンスストアチェーンで、低価格な商品が多く今回の旅で頻繁に利用した。HPを見てみると、北海道以外には埼玉県と茨城県にのみ店舗があるようだ。

 

セイコーマート

https://www.seicomart.co.jp

 

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JR五稜郭駅

 

JR五稜郭駅に到着した。この後は10:58発の電車に乗る。この日の最終目的地は札幌だが、途中で、森駅、長万部駅小樽駅などで降りる。その時の様子は次回以降の記事で紹介したい。

 

次の記事はこちら↓

kimagure-hitoritabi.hatenablog.com

【東北&北海道(9)】函館の名物を食す【ラッキーピエロ・ハセガワストア・函館塩ラーメン】

2020年8月15日(土)〜2020年8月30日(日)の約2週間にかけて東北と北海道を旅してきた時の様子を記事にしている。

 

前回の記事はこちら↓

kimagure-hitoritabi.hatenablog.com

 

本日は2020年8月17日(月)。函館山からの夜景を見終えた私は、夕食を食べることにした。実はこの日は、旅程がハードでまだ一度も食事をしていなかった。といっても、旅がとても充実していたので途中で空腹を感じるということもあまりなかったのだが。

 

函館では、以下の名物を食べたいと思っていた。

 

ラッキーピエロハンバーガ

ハセガワストアのやきとり弁当

・函館塩ラーメン

 

まずはラッキーピエロに向かった。ラッキーピエロとは、函館市を中心とした道南地区で展開するハンバーガーショップである。

 

HPはこちら↓

http://luckypierrot.jp

 

私は今回、函館ロープウェイ乗り場から徒歩10分ほどのところにある"ラッキーピエロ ベイエリア本店"に行った。

 

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ラッキーピエロ ベイエリア本店

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店内の様子

 

注文の際は少し列ができていたが、テイクアウトの客がほとんどだった。店内で食事をしていたのは私1人だったと記憶している。

 

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メニュー表

 

チャイニーズチキンバーガーというのが人気だと聞いていたのでとりあえずそれは食べたいと思っていた。メニューを見ると"梅"・"竹"・"松"・"特上"と選べるらしい。

 

・梅 →目玉焼き入り

・松 →チーズ入り

・特上→目玉焼きチーズ入り

 

せっかくなので特上を食べたいと思い、メニュー左上のセット(チャイニーズチキンバーガー・ラキポテ・ウーロン茶)でチャイニーズチキンバーガーを特上に変更できるかと聞いたのだが、それはできないとのことだった。なので、チャイニーズチキンバーガー(特上)とラキポテをそれぞれ単品で頼むことにした。

 

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チャイニーズチキンバーガー(特上)&ラキポテ

 

チャイニーズチキンバーガーは、鶏の唐揚げが4つくらい挟まっていた。マクドナルドのチキンフィレオなどのように1枚の肉ではないのでやや食べづらさはあったが、おそらく注文を取ってから揚げたものと思われ、揚げたての熱々でとても美味しかった。目玉焼きとチーズも挟んであり、ボリュームも満点だった。ラキポテはフライドポテトにミートソースがかかったものだった。こちらも揚げたてで、ボリュームもあり、大満足だった。

 

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値段は税込で836円だったが、それだけの金を出す価値はあっただろう。この旅行中にもう一度くらい訪れたかったが、行程の都合上それは叶わなかった。また函館に来る機会があれば是非訪れたい。ハンバーガーの他にもカレーや焼きそば、オムライスなどもあり、それらもとても興味深い。

 

さて、ラッキーピエロを出た後は、ハセガワストアか塩ラーメンかどちらを食べようかと思っていたら、ラッキーピエロの店のすぐ隣にハセガワストアがあった。

 

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ハセガワストア ベイエリア

 

もう少しインターバルをおきたかったが、見つけてしまったので入るしかない。ハセガワストアも、函館地区に展開しているコンビニエンスストアチェーンだ。

 

HPはこちら↓

http://www.hasesuto.co.jp

 

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店内

 

店内には調理スペースがあり、店員がその場で調理してくれる。持ち帰っても良いし、店内で食べることもできる。代表的な商品に豚肉を串刺しにして焼いたものをご飯の上に乗せた"やきとり弁当"がある。北海道、特に道南地方では"焼き鳥"というと豚肉を使っているらしい。函館市出身のロックバンドGLAYや歌手YUKIがメディアで紹介したのをきっかけに、函館のご当地グルメとして高い知名度を誇っているとのことだ。

 

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メニュー表

 

私もやきとり弁当を食べたいと思っていたのだが、ハンバーガーを食べた直後だというのと、この後、函館塩ラーメンも食べる予定だったため、迷った挙句"やき弁棒"という軽めのメニューを注文することにした。味は"タレ"・"塩"・"塩だれ"・"うま辛"・"みそだれ"の5つから選べるとのことだった。辛いのが好きならうま辛がおすすめと言われたので、うま辛にすることにした。この後は路面電車函館駅に戻ろうと思っていたので、出来上がりを待っている間に、電車の時間を調べたりしていたのだが、Googleマップを見るとここから歩いても20分ほどで行けることが分かったので、電車は使わずに歩いて行くことにした。なので、最初は店内で食べるつもりだったが、外で歩きながら食べることにした。

 

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やき弁棒

 

しかし、結局歩きながらだと食べづらかったので、海が見えるところにあったベンチに座って食べることにした。豚肉の中にごはんと海苔が入っていた。豚肉はジューシーで焼きたてだったのでとても美味しかった。うま辛味にしたのだが、後からじわっとくる辛さでこれはクセになりそうだった。ハンバーガーを食べた後だったので、量はこのくらいでちょうど良かった。

 

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この辺りはベイエリアと呼ばれている地帯だ。海からの風も気持ち良く、ここで食べたのは正解だった。

 

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ラッキーピエロ マリーナ末広店

 

私が食事したラッキーピエロ ベイエリア店から徒歩2分ほどの距離のところに"マリーナ末広店"という店舗もあった。

 

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赤レンガ倉庫

 

これは明治時代に活躍していた倉庫で、現在はレストランやショッピングモールとなっている。私が来た時間(22時前)には、レストランやショッピングモールは既に営業時間が終わっていた。

 

金森赤レンガ倉庫↓

https://hakodate-kanemori.com

 

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JR函館駅

 

さて、JR函館駅に戻ってきた。この日は函館にある快活クラブというネットカフェに泊まる予定だった。

 

快活クラブ 函館昭和店↓

https://www.kaikatsu.jp/shop/detail/20175.html

 

JR五稜郭駅から徒歩30分くらいのところで、函館から五稜郭までは電車で行くのだが、まだ終電まで時間があったので函館駅周辺をブラブラしつつ、塩ラーメンが食べられる店を探した。

 

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函館麺屋ゆうみ

 

函館駅から歩いて5分くらいのところにラーメン屋があったので、ここで食べることにした。

 

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メニュー表

 

人気No.1と書いてあった塩ラーメン半炒飯セットにすることにした。

 

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塩ラーメン半炒飯セット

 

塩ラーメンはあっさりしていて、シンプルだがとても美味しかった。炒飯も味は薄めで、あっさりとした塩ラーメンとの相性が良かった。ラーメンと炒飯に使っているチャーシューは同じものだと思うが、ラーメン屋というだけって、チャーシューはとても美味しかった。ただ、ラッキーピエロハセガワストアに行った後だったため、腹はかなり膨れた。まあこれで1日分の食事は補えたのではないだろうか。

 

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大門横丁

 

函館麺屋ゆうみんの近くには大門横丁と呼ばれる屋台村もあった。

 

大門横丁↓

http://www.hakodate-yatai.com

 

最初はここで食事をすることも考えていたのだが、屋台村となるとどうしても客同士の距離が近かったり、基本的にほとんどの人はお酒を飲んでいるので、コロナ感染の観点から少し怖かったのでやめておいた。

 

ラーメンを食べた後は、函館駅の前に戻った。

 

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函館市と韓国の高陽(コヤン)市は姉妹都市らしい。函館市高陽市の交流は平成21年(2009年)に航空会社等からの紹介を受け函館観光のPRを行ったことに始まり、当時運行していた函館空港と仁川(インチョン)国際空港との定期航空路線を活用した幅広い分野の交流の継続が期待できることから、平成23年(2011年)に姉妹都市協定を結んだとのことだ。

 

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函館駅前横丁

 

駅前にも"函館駅前横丁"があり、ここにも飲食店があるようだった。しかし、あまりきちんと確認はしていないが、この時間はもうコンビニくらいしかやっていないようだった。

 

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23:11発の電車で五稜郭駅まで向かった。

 

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電車は空いていてガラガラだった

 

函館駅から五稜郭駅までは1駅で、5分ほどで到着した。その後は、快活クラブまで30分くらい歩いた。ちなみに私は飲み放題カフェのナイト8時間パックというのを利用して950円(税込)で滞在できたのだが、それでは疲れが全然取れなかったので後々後悔することとなった。しかし全ては経験である。

 

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快活クラブ 函館昭和店

 

この写真は翌日のチェックアウト後に撮ったものである。では、今回の記事はここまでにしよう。次回は快活クラブを出た後、五稜郭に行った時の様子を記事にしようと思う。

 

次の記事はこちら↓

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【東北&北海道(8)】北海道函館市の函館山から夜景を望む【日本三大夜景】

2020年8月15日(土)〜2020年8月30日(日)の約2週間にかけて東北と北海道を旅してきた時の様子を記事にしている。

 

前回の記事はこちら↓

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本日は2020年8月17日(月)。18:25頃フェリーで函館のフェリーターミナルに到着した私は、まずはJR五稜郭駅まで徒歩で向かった。ターミナルから五稜郭駅までは歩いて30分ほどだった。

 

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五稜郭タワー


途中の道で五稜郭タワーが見えた。五稜郭にはこの日の翌日に行ってきたので、その時の様子はまた後の記事で紹介したい。

 

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五稜郭駅

 

五稜郭駅に到着したのは19時過ぎだったと思う。まずは19:15発のJR函館本線に乗って1つ隣の函館駅へ向かう。

 

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JR函館駅

 

函館駅には19:20に到着した。函館山の最寄駅である"十字街駅"まではここから市電(路面電車)に乗り換える必要がある。函館駅から徒歩5分ほどのところにある"函館駅前"という駅に向かう。

 

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市電(路面電車)の"函館駅前"駅

 

路面電車も写真に収めようと思ったのだが、函館山を観光した後、函館駅方面へ戻る際にまた乗る予定だったので、その時に撮れば良いやと後回しにしてしまった。結局帰りは徒歩で戻ることになったため、路面電車を写真に収めそびれてしまった。また函館に来た際のお楽しみということにしておこう。

 

函館駅前駅から十字街駅までは3駅で、所要時間は5分ほどだ。この時、電車が少し遅れていたような記憶もあるが、19:35ちょっと過ぎには到着したはずである。運賃は210円であった。

 

十字街駅から函館山を登るロープウェイ乗り場へは、まだ歩いて10分ほどある。しかも基本的にほとんどずっと上り坂だったため、少々疲れた。

 

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ロープウェイ乗り場

 

HPにはロープウェイは15分に1本運行していると書いてあった気がしたのだが、行ってみると10分に1本運行しているようだった。20:00発のロープウェイに乗ろうと思っていたのだが、19:50発のロープウェイにギリギリ乗ることができた。といってもこの辺の時間の記憶はあまり定かではない。チケットを買った際に、「大変恐縮ですが、統計をとっておりまして、お住まいの都道府県を教えていただけますか」と聞かれた。おそらくコロナ関係の統計と思われるが、私は神奈川県に住んでいるので「神奈川県です」と答えた。当たり前だが、それで嫌そうな顔をされるなどということはなく、「ご協力ありがとうございます。乗り場はあちらになります」と愛想よく案内していただいた。

 

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乗ったロープウェイ

 

思いの外、人は多く、ロープウェイの中は混んでいた。しかし全員マスクは着用していたし、大声で話すような人もいないし、乗車時間も3分ほどなのでコロナの感染リスクという意味でそんなに心配もないだろう。

 

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ロープウェイから見えた夜景。正直、ロープウェイの中からの景色だけでも来た甲斐があったと思った。

 

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そして、これが展望台からの景色である。こんなに綺麗な夜景を観たのは初めてかもしれない。私は昨年(2019年)の7月に香港のヴィクトリア・ピークという、これもまた夜景が綺麗だと言われている場所に行ってきた。そこの夜景は100万ドルの夜景とも呼ばれており、世界三大夜景の1つにもなっているのだが、そこで観た夜景よりもこの函館の夜景の方が数倍感動した。ヴィクトリア・ピークは私の観た場所が悪かったのかもしれないが。

 

海に挟まれた独特の地形がはっきりと見て分かり、これがまた良い。毎年12月から3月にかけては、函館の町がイルミネーションで彩られる「はこだて冬フェスティバル」が開催されるらしく、この時期には街がいつも以上に輝きを増し、夜景も一層美しく見えるそうだ。今回の景色でも大満足なのだが、そんな時期にも是非いつか行ってみたい。

 

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五稜郭タワー

 

五稜郭タワーも見えた。かなり距離はあったのだが、偶然見つけて頑張ってズームして写した。

 

展望台には30分くらい滞在しただろうか。正直いつまでも見ていられるくらい良い景色だったのだが、実はこの日まだ何も食べていなかったので、そろそろ降りて何か食べなければと思い、20:30のロープウェイに乗ったはずである。展望台には売店などもあり、お土産を買うこともできた。

 

では、この記事はここまでにしておこう。次回の記事では、函館で名物を色々食べてきたのでその内容を書きたいと思う。

 

次の記事はこちら↓

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【東北&北海道(7)】青函フェリーで青森から函館へ

2020年8月15日(土)〜2020年8月30日(日)の約2週間にかけて東北と北海道を旅してきた時の様子を記事にしている。

 

前回の記事はこちら↓

kimagure-hitoritabi.hatenablog.com

 

本日は2020年8月17日(月)。三内丸山遺跡の見学を終えた私は、12:55発のバスに乗り、青函フェリーのターミナルへと向かった。

 

青函フェリー

http://www.seikan-ferry.co.jp

 

青函フェリーのターミナルの最寄りは"青森港フェリーターミナル"というバス停が最寄りだ。青森港フェリーターミナルには13:19頃に到着した。

 

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前回の記事で、青森と函館の間を運行しているフェリーは"青函フェリー"と"津軽海峡フェリー"の2つあると述べたが、今回"青函フェリー"を使うことにしたのは料金が安かったからである。2,200円で乗ることができた。事前に予約などはせず、ターミナルで直接予約してチケットを購入した。実はこの時、北海道夏旅応援キャンペーンのようなものをやっていて、事前にネットで予約すれば割引で1,900円で乗れたということを後から知った。北海道を観光した後また青森に戻る際には青函フェリーを利用するため、その際にはネットで予約することにした。また、満員になってチケットが取れないなどということになることがあるのかは分からないが、心配な方は事前にネットまたは電話で予約しておくと良いだろう。

 

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コロナが流行っているということもあり、チケットを購入した際にアルコールタイプのウェットシート(10枚入り)とマスク1枚をもらった。こういうのは何気にありがたい。

 

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私が乗るのは14:35発の青函フェリーだ。出発のりばは2番と案内された。津軽海峡フェリーの乗り場もすぐ近くにあった。出発まで1時間ほどあったため、ターミナルでゆっくりしていた。乗船は確か出発の20分〜30分前くらいから可能だったと記憶している。

 

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ターミナルの2階

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スマホの充電も可能だった

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私が乗ったのは"あさかぜ21"という船だった。時間帯によって船のタイプが違うらしい。HPで見る限りだと、青函フェリーには"あさかぜ21"の他に、"3号はやぶさ"、"あさかぜ5号"、"はやぶさ"という船があるようだ。

 

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出発

 

概ね時間通りに出発した。フェリーの中は混んでいるというほどではなかったが、思っていたよりは人がいた。

 

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中ではカップ麺を買うこともできた。お湯も入れられるようになっていた。

 

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自動販売機もあり、飲み物を買うこともできた。分かりにくいかもしれないが、写真の右側に写っているのが給水機で、水は無料で飲むことができた。

 

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フェリーはほとんど予定通り、18:25頃に函館に到着した。

 

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函館山

 

写真は函館山だ。今日はこの後、ロープウェイでこの山を登り、展望台から日本三大夜景とも呼ばれている函館の夜景を見る。その時の様子は次の記事で書く。

 

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客室はこんな感じだった。函館に着いたら、まずは車で来た人から優先的に下船が始まり、私のような徒歩で来た人は車で来た人の下船が終わるまでは船の中で待機で、この写真はその間に撮ったものだ。函館に着くまでは、この部屋には人が私を含め7人くらいいたと記憶している。1人の乗客が私を含め3人、カップルが1組、夫婦1組といった感じだったと思う。部屋にはコンセントが2つあったが、どちらも他の乗客に先に取られてしまった。車での乗客の下船を待っている間はコンセントが空いたので、その間少しだけビデオカメラとスマホの充電をした。

 

船が走っている間は部屋の中で眠ろうと思ったが、冷房の効きが悪かったのか、少し暑くて寝苦しかった。結局あまり眠れず、船の外で海を眺めたり、スマホをいじったりしていた。

 

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こんな感じでロビーのような空間もあった。消毒液も置いてあった。

 

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下船


北海道の地に降り立った。奥に微妙に見えているのが青函フェリーの函館のターミナルだ。これから函館山へ向かうため、まずはJR五稜郭駅まで歩くのだが、ここからは次の記事で書こうと思う。次回の記事ではロープウェイで函館山を登り、そこから夜景を見た時の様子を書こうと思う。

 

次の記事はこちら↓

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【東北&北海道(6)】世界遺産登録への推薦が決定している"三内丸山遺跡"を観光

2020年8月15日(土)〜2020年8月30日(日)の約2週間にかけて東北と北海道を旅してきた時の様子を記事にしている。

 

前回の記事はこちら↓

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本日は2020年8月17日(月)。前日に盛岡のホテルに泊まった私は、06:41盛岡駅発(始発)のIGRいわて銀河鉄道に乗り、まずは八戸駅に向かった。

 

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私が今回使っている北海道&東日本パスは、JRの列車だけでなくIGRいわて銀河鉄道も乗り放題である。

 

八戸駅に到着したのは08:28頃だった。

 

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八戸駅西口

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八戸駅西口にあるこのモニュメントは、東北新幹線にかけた多くの先人の想いを永く後世に伝えるなどの目的で建立されたものだそうだ。ちなみに、東北新幹線八戸駅まで延伸開業されたのは2002年(平成14年)の12月1日だそうだ。

 

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八戸駅東口

 

八戸駅での滞在時間は30分ほどで、駅周辺の雰囲気を見るにとどまった。八戸の近くには国の天然記念物にも指定されているウミネコの繁殖地である蕪島(かぶしま)があり、時間があれば行きたかったのだが、今回は断念。ウミネコは3月上旬に飛来し、8月頃には島を離れるとの情報だったので、今回行ってもすでにウミネコは島を離れている可能性があると思ったため、三内丸山遺跡の観光を優先した。蕪島にある神社は「かぶあがり祈願」で有名で、自分の株を上げてくれるらしい。

 

さて、次は08:58発の電車に乗り、青森駅へ向かう。次に乗ったのは"青い森鉄道"と呼ばれる鉄道で、こちらも北海道&東日本パスで乗ることができる。

 

青森駅に着いたのは10:31だった。この後は10:40発のJR奥羽本線に乗り、青森駅の1つ隣の新青森駅へ向かう。というのも、三内丸山遺跡へのバスが新青森駅から出ているからだ。青森駅からもバスは出ていたのだが、新青森駅からバスに乗った方が時間的に都合が良かった。

 

乗り換え時間が9分しかなかったため、青森駅をゆっくり見るということはせず、すぐに新青森駅に行く電車のホームへと向かった。

 

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秋田行きの列車で新青森へと向かった

 

青森駅から新青森駅へはたった1駅で、10:45に到着した。

 

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新青森駅東口

 

新青森駅に着いたら、今後はねぶたん号というバスに乗って三内丸山遺跡へ向かう。

 

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10:53発のバスだったため、これまた乗り換え時間が8分しかなく、少し忙しかった。

 

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バスは概ね時間通りにやってきた。

 

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ねぶたん号は1回乗車すると300円の運賃がかかる。1日乗車券というのもあって、それは700円だ。なので、1日に3回以上乗る場合は1日乗車券を買った方がお得だ、私は今回は2回しか乗らない予定だったので、バスを降りる時に1回分の300円を支払った。ちなみに2日乗車券(800円)もある。

 

新青森駅から三内丸山遺跡までは2駅であった。1つ手前の県立美術館はこの日は営業していなかったようで、バスの出発前に「美術館は本日営業していないのでご注意ください」と親切にもアナウンスがあった。

 

ちなみに、三内丸山遺跡を見た後は、函館に向かうフェリーに乗るため、またねぶたん号に乗って今度は青森港フェリーターミナルで降りる。

 

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青森といえばりんごということで、これは確か青森駅自動販売機で買ったりんごジュース。280mlで170円と少し高めだが、とても美味しかった。この旅行中に3本くらい飲んだ。

 

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三内丸山遺跡に到着したのは11:10頃だった。ちなみに、三内丸山遺跡を含む「北海道・北東北の縄文遺跡群」は世界遺産登録への推薦が決定している。

 

詳しくはこちら↓

https://jomon-japan.jp

 

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施設は広く、上の写真のように当時の縄文集落が再現されている他、室内で三内丸山遺跡から出土した重要文化財が展示されていたり、シアターを観て遺跡の概要を知ることもできる。また、ボランティアガイドもやっており、入場料の410円で誰でも参加できる。ガイド所要時間は約50分とのことで、私は帰りのバスの時間の関係で途中で抜けてしまったが、前半の30分くらい参加させてもらった。

 

では、観てきた遺跡のいくつかを紹介しよう。

 

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竪穴建物

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大型縦穴建物

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大型縦穴建物の内部

 

縄文時代の住居は地面を掘り込んで床を造った。竪穴式住居といえば誰もが一度は聞いたことがあるのではないかと思うが、それのことだ。中央には炉がある。特に、長さが10m以上の竪穴建物が大型竪穴建物と呼ばれている。写真の復元された大型竪穴建物は長さ約32m、幅約9.8m、床面積約250平方メートルであり、日本最大のものである。住居の他に、集会場や共同作業場として使われていたという説があるらしい。

 

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掘立柱建物

 

こちらも竪穴建物と同様、地面に柱穴を掘り、柱を立てたものだが、地面に炉や床などの跡が見つからないことから、高床建物であったと考えられている。

 

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大型掘立柱建物

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大型掘立柱建物跡

 

2枚目の写真の大型掘立柱建物跡から再現されたものが1枚目の大型掘立柱建物である。簡単に言ってしまうと、2枚目の写真に写っている穴だけから1枚目の写真の建物を再現してしまうのだから、凄いと思った。発掘調査の成果や柱穴の底の部分にかかっている土圧の分析結果などから全体の大きさを推定しており、柱間と同じ4.2m間隔で床を作り、3層の建物としている。屋根についてはさまざまな説があることから現在のところ復元されていない。

 

他にも様々な遺跡や展示物があったが、興味のある方は是非自分の目で見に行ってほしい。今回の滞在時間は2時間弱だったが、とても有意義なものであり、全てを見尽くすにはもう少し時間が必要だった。

 

三内丸山遺跡を見学した後は、再びねぶたん号に乗り、函館へのフェリーターミナルへ向かう。青森と函館の間で運行しているフェリーは私の知る限りでは2つあり、"青函フェリー"と"津軽海峡フェリー"である。

 

青函フェリー

http://www.seikan-ferry.co.jp

 

津軽海峡フェリー

https://www.tsugarukaikyo.co.jp

 

私は今回は青函フェリーで青森から函館へ向かう。青函フェリーのターミナルは"青森港フェリーターミナル"というバス停が最寄りで、津軽海峡フェリーのターミナルは"津軽海峡フェリーターミナル"というバス停が最寄りである。今回は私は三内丸山遺跡12:55発のバスに乗り、"青森港フェリーターミナル"で降りた。

 

では、今回の記事はここまでにしようと思う。次回の記事では、青函フェリーに乗った時の様子を書こうと思う。

 

次の記事はこちら↓

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【東北&北海道(5)】盛岡で盛岡冷麺と盛岡じゃじゃ麺を食す【盛岡三大麺】

2020年8月15日(土)〜2020年8月30日(日)の約2週間にかけて東北と北海道を旅してきた時の様子を記事にしている。

 

前回の記事はこちら↓

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本日は2020年8月16日(日)。平泉での観光を終えた私は、17:34平泉駅発の東北本線盛岡行の電車に乗った。盛岡駅に到着したのは19:02だった。

 

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JR盛岡駅

 

汗もかいていたし、荷物も軽くしたかったので、まずは何も考えずホテルへ向かった。このJR盛岡駅の写真は、一旦ホテルにチェックインし、荷物をホテルに置いてきた後、また戻ってきた時に撮ったものだ。

 

ホテルは"ホテルパールシティ盛岡"というところに泊まった。

 

公式HP↓

https://www.pearlcity.jp/morioka/

 

今回の旅行では合計13泊したのだが(その内2泊はネットカフェ)、ホテルの外観や部屋の中の様子を写真に残すということはしなかった。そんなものは残してもあまり意味はないと考えたからだ。しかし、ホテルの様子も写真に残しておけば「このホテルはこんな感じだったなあ」などとあとで思い返せたのにと今になって後悔している。実際、この盛岡で泊まったホテルがどんな感じだったかを正確に思い出せない。駅からホテルまでは徒歩10分弱くらいだったと記憶している。HPにはJR盛岡駅地下道B-1出口から徒歩約5分と書いてあった。ちなみに、今回GOTOトラベルキャンペーンを利用させていただき、本来1泊3,300円のところを2,145円で泊まることができた。1泊3,300円でも充分安いのだが。

 

さて、ホテルにチェックインした後は食事に出掛けた。この日は、松島で海鮮丼を食べてから何も食べていなかった。

 

盛岡には"盛岡三大麺"と呼ばれるものがある。盛岡市総務省統計局が実施した家計調査報告において、中華麺の購入が全国の県庁所在地で第一位となったことがあるなど、麺が市民にとても好まれているまちだそうだ。特に「わんこそば」・「盛岡冷麺」・「盛岡じゃじゃ麺」は盛岡三大麺としてマスコミにも取り上げられる機会も多く、全国的にも有名な存在となったそうだ。ちなみに私は今回の旅行を計画するまではわんこそばの存在しか知らなかった。

 

今回は盛岡冷麺と盛岡じゃじゃ麺を食べたいと思っていた。わんこそばが一番有名なのではないかと思うが、一人で食べるにはハードルが高そうだと思ったのと、予約が必要なお店もあるようなので、わんこそばはまたの機会に食べたいと思う。

 

あまり事前に店を調べていなかったので、スマホで店を調べつつ、駅周辺をブラブラと歩いた。と言いつつも、早くしないと閉まってしまう店もあると思ったので、少し急ぎ目に探した。

 

"FESAN(フェザン)"という盛岡の駅ビルにいくつかレストランがあったので、まずはここで食事することにした。腹が減っていたのでまずはガッツリ盛岡じゃじゃ麺を食べたかったのだが、コロナの影響もあり閉店時間が早まっている店が多く、20時過ぎの時点で盛岡じゃじゃ麺のお店は全てラストオーダーが終わっていたようだった。レストランは"おでんせ館"と"めんこい横丁"に集中しているようだった。"おでんせ館"は駅ビルの1FとB1にあり、"めんこい横丁"は駅ビルのB1にあった。

 

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めんこい横丁にあった寿々苑

 

めんこい横丁を歩いていると、"寿々苑"という名前の盛岡冷麺の店があり、ラストオーダーもまだだったので、ここで食事することにした。店に入ると客は1人もおらず、私が食事を終えて店を出るまで誰も客は来なかったように思う。もしかしたら私が食事していた20:30頃にラストオーダーになったような記憶もあるが、はっきりとは覚えていない。

 

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辛さは6段階から選べるようだった。とりあえず初めてだったので、普通の辛さと書いてある"中辛"を選択した。

 

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注文してしばらくして冷麺がきた。私は冷麺を食べるのは初めてだ。まずはやはりスイカが乗っているのが斬新だった。この店特有のものかと思ったが、一般的に盛岡冷麺には季節の果物が添えられるらしい。この時は夏だったので、スイカが添えられていた。他にはキュウリとキムチがあった。卵やチャーシューも入っていたような記憶があったのだが、写真を見る限りでは見当たらない。スープの中に埋まっているのかもしれない。

 

麺は見た目はしらたきのような感じなのでツルンしているものだと想像していたが、かなりコシがあって食べ応えがあった。私は辛いものはそこまで得意ではないのだが、スープはそこまで辛くはなく、もし次に来ることがあれば辛口や特辛を食べてみたいと思った。

 

イカも甘くて美味しかった。ピリ辛の冷麺によく合う。ふと思えばスイカを食べたのはとても久しぶりだった。最後に食べたのがいつだったか覚えていないが、一人暮らしを始めてから初めて食べたかもしれない(この時、一人暮らしを始めて2年半くらい)。

 

見た目よりも思いのほか量があり、とても満足できた。スープも美味しかったのでほとんど全て飲み干した。

 

盛岡冷麺を食べた後は、また駅周辺を散策しつつ、盛岡じゃじゃ麺を食べられる店を探した。白龍(パイロン)というお店の本店が駅から徒歩20分くらいのところにあり、そこに行こうかと考えた。近くには岩手銀行赤レンガ館があり、営業時間はもう終わっているが外観だけでも見たいと思っていた。

 

白龍↓

http://www.pairon.iwate.jp

 

岩手銀行赤レンガ館↓

https://www.iwagin-akarengakan.jp

 

では頑張って20分歩くかと思った矢先、じゃじゃ麺のお店を見つけてしまった。

 

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HOT JaJa↓

https://hotjaja.gorp.jp

 

このお店を見つけた途端、やっぱり今から20分も歩くの疲れるし、岩手銀行赤レンガ館も行っても営業終わってるし、そもそもコロナの影響で白龍も閉店時間が早まっている可能性もあるので、ここでじゃじゃ麺を食べてもうホテルでゆっくりしようと思い直した。

 

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メニュー表

 

私はスタンダードな盛岡じゃじゃ麺を注文した。普通盛り(220g600円)は無料で大盛り(320g)にできるとのことだっとので、大盛りにした。さらに"特製スープのチータンタン"というメニューがあり、"じゃじゃ麺の〆はコレ!"と書いてあったので+100円で注文した。

 

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盛岡じゃじゃ麺

 

麺の上に特製の味噌と具が乗っていて、混ぜて食べるスタイル。写真は混ぜた後に撮ったものだ。冷麺を食べた後でほとんどインターバルも無かったのでかなりお腹いっぱいになったが、美味しくいただいた。〆のチータンタンは、じゃじゃ麺の残った味噌や具に温かい卵スープをかけて食べるというものだった。チータンタンは漢字では"鶏蛋湯"と書くらしい。これもこの店特有のものということではなく、盛岡じゃじゃ麺の〆にはチータンタンが定番だそうだ。チータンタンの写真は撮り損ねた。

 

盛岡じゃじゃ麺を食べた後は、ホテルに戻ってゆっくりすることにした。岩手銀行赤レンガ館にも行きたかったが、そこまでの体力はもう残っていなかった。また盛岡に来た時には行ってみたい。

 

翌日は青森に向かい、三内丸山遺跡を見た後にフェリーで函館まで向かう。次回は、三内丸山遺跡を観光した時の様子を記事にしたいと思う。

 

次の記事はこちら↓

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【東北&北海道(4)】世界遺産に登録されている平泉を観光【中尊寺・観自在王院跡・平泉文化遺産センター】

2020年8月15日(土)〜2020年8月30日(日)の約2週間にかけて東北と北海道を旅してきた時の様子を記事にしている。

 

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本日は2020年8月16日(日)。厳美渓の観光を終えた私は、14:43一ノ関駅発の電車に乗り、平泉へ向かった。一ノ関駅から平泉駅までは2駅であり、14:50に到着した。

 

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平泉駅

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レンタサイクルもあったらしい。今回は徒歩で観光したのだが、平泉の主要スポットはそれぞれ少し距離があるため、レンタサイクルはかなり便利なように思う。料金は営業時間については各自で調べていただきたい。

 

さて、平泉は正式には「平泉-仏国土(浄土)を表す建築・庭園及び考古学的遺跡群-」として世界遺産登録されており、中尊寺毛越寺(もうつうじ)・観自在王院跡・無量光院跡金鶏山の5つの資産から構成されている。

 

私は今回、観自在王院跡→平泉文化遺産センター→中尊寺の順で観光した。後から振り返ると、レンタサイクルを利用すればもっと効率良く、たくさんのスポットに回れたなあと少し後悔している。特に、この日は暑かったので、歩き回るのは少々バテた。次回来た時はレンタサイクルを利用したい。

 

平泉駅から観自在王院跡までは徒歩10分くらいだっただろうか。

 

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観自在王院跡へ向かう途中、平泉駅方面を振り返ると、山に"大"も文字があるのが見えた。後で調べると、この山は束稲(たばしね)山といい、藤原四代公の冥福を祈るなどの目的で毎年8月16日に大文字送り火が行われているらしい。私は夜には盛岡に移動してしまったため見ることは出来なかったが、この日はちょうど8月16日だったため、この後におそらく送り火が行われたのだろう。また平泉に来る機会があれば是非見てみたいものだ。

 

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観自在王院跡の舞鶴ヶ池

 

観自在王院藤原氏二代目基衡(もとひら)の妻が建立した寺院だとされおり、1573年に焼失したと伝えられている。すぐ近くには藤原基衡が建立したとされる毛越寺が隣接している。現在は史跡公園となっており、桜の季節に散歩するのも良さそう。

 

観自在王院跡を見た後は、平泉文化遺産センターに向かった。観自在王院跡から平泉文化センターまでは徒歩10分ほどだった。

 

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平泉文化遺産センター

 

平泉文化遺産センターでは、藤原氏を中心とした現代までの平泉に関する歴史が時系列に紹介されていた。また、発掘調査で出土した重要な資料も多数展示してあった。深く勉強したかったのだが、暑さで少々バテていたため集中力に欠け、どちらかというと涼んで休憩しに来たという感じになってしまった。入館料は無料であった。

 

その後は中尊寺に向かった。中尊寺は、全九年合戦・後三年合戦で犠牲になった人々を弔うために、藤原氏初代清衡が1105年から事実上の創建を始めたとされている。奥州藤原氏はおよそ100年にわたって戦のない平和な時代を迎えたが、三代目秀衡が鎌倉から逃れてきた源義経を匿ったことで事態は一変した。秀衡の後継・四代目泰衡は源頼朝の圧力に屈し義経を自殺に追い込み頼朝との和平を模索したが、結局、関東の後背に独立政権があることを恐れた頼朝は文治五年(1189年)7月、義経を長らく匿っていたことを罪として奥州に出兵。贄柵(秋田県大館市)において家臣の造反により泰衡は殺され、奥州藤原氏は滅んだ。その後、中尊寺は徐々に衰退していき、建武四年(1337年)の大火により金色堂を残してほぼ全焼した。江戸時代からは伊達氏の保護を受けたため修理が進んだ。また、1950年には、800年もの間、金色堂須弥壇(しゅみだん)に安置されていた藤原氏四代の遺体の学術調査が実施され、どの遺体が誰のものか判明した。さらに、1962年には金色堂の解体修理を6年かけて行っている。

 

Googleマップでは平泉文化遺産センターから中尊寺まで徒歩19分と出ていたのだが、それは平泉文化遺産センターから"月見坂"と呼ばれる中尊寺の表参道までの所要時間であった。中尊寺の敷地は広く、実際は本堂に着くまでには30分近く歩いた。しかも、月見坂とはその名の通り坂で、中尊寺の本堂は標高130mほどの東西に長い丘陵に位置しているため、本堂に行くためにはこの坂を上る必要がある。

 

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月見坂

 

正確には覚えていないのだが、おそらくこの写真は月見坂のスタート地点付近で撮ったものだ。

 

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こちらも正確には覚えていないのだが、おそらくこの写真は月見坂を上りきったところで良い眺めの場所があったので、そこで撮ったものだ。後で中尊寺のHPを見てみてると、月見坂を上りきると"東物見台"と呼ばれる物見台があると書いてあったのでそこで撮ったものかもしれない。ただ、HPにはここから北上川が見えると書いてあったが、画像からは川は確認できなかった。

 

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本坊表門(岩手県指定文化財)

 

本堂の正面に建つ表門は、薬医門とよばれる形式の門とのことだ。伊達宗勝(伊達政宗の息子)の屋敷門を移築したものと伝えられているが、移築のいきさつは定かではないらしい。

 

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中尊寺本堂

 

本堂は明治42年(1909年)に再建されたものらしい。

 

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本尊は丈六の釈迦如来。像高2.7m、台座・光背を含めた総高は5mに及ぶ。清衡が「丈六皆金色釈迦」像を鎮護国家大釈迦として安置したことにならい平成25年(2013年)に造顕・開眼供養された。

 

本堂を見た後は、金色堂に向かった。金色堂に入るには拝観料800円を払って拝観料を買う必要がある。拝観券を受付のようなところで購入すると、この拝観券で金色堂の近くにある護衛蔵にも入れるとのことだったので、まず護衛蔵に行ってから金色堂に行くことにした(今回は行かなかったが、後でHPで調べるとこの拝観券があれば経蔵、旧覆堂というところにも行けたようだ)。

 

護衛蔵と金色堂でも写真は撮ったつもりだったのだが、データがどこかに消えてしまった(または単に撮り忘れた)ようで、写真は残っていない。護衛蔵は奥州藤原氏の残した文化財3000点あまりを収蔵する宝物館で、平安期の諸仏、国宝中尊寺経、奥州藤原氏の遺体の副葬品などが納められていた。金色堂は、中尊寺創建当初の姿を今に伝える唯一の建造物で、堂の内外に金箔を押した「皆金色」の阿弥陀堂である。金色堂の内部では音声ガイダンスのようなものが流れていて、孔雀がデザインされた中央の須弥壇の中には、奥州藤原氏の初代清衡、向かって左の壇に二代目基衡、右の壇に三代目秀衡の遺体と四代目泰衡の首級が安置されているとの解説があった。

 

金色堂を見た後は、中尊寺を出て平泉駅へと戻った。平泉での滞在時間は2時間半ほどで、暑さにバテたりはしたが平泉の歴史について色々と学ぶことができてとても充実したものだった。一方で、2時間半ではまだまだ観光できなかった部分もあるため(レンタサイクルを使えばもう少し効率よく観光できたのだが)、是非ともまた来たいと思った。

 

この日は盛岡で宿泊するため、17:34発の盛岡行きの電車に乗った。盛岡での内容は次回の記事で書こうと思う。盛岡では特に観光はしていないのだが、盛岡三大麺と呼ばれる麺のうち、"盛岡冷麺"と"盛岡じゃじゃ麺"を食べた(残りの1つは"わんこそば")。次の記事もお楽しみに〜。

 

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